内容説明
天才法医学者ワルター・スミルノはある晩、女優アスタ・ドゥールの殺害事件に遭遇。容疑者として、かつての恋人スティナ・フェルセンが挙げられる。名探偵レオ・カリングの手を借り、不可解な謎に挑むのだが……。
本作はかつて小酒井不木訳で「新青年」に掲載されるや、江戸川乱歩・横溝正史ら戦前の日本人作家にも多大な影響を与えた。世界ミステリ史上にその名を刻む、探偵小説ファン必読の傑作本格推理長篇。
〈解説〉戸川安宣
【目次】
第1章 発端
第2章 糊づけにされたページ
第3章 警官第三一七号
第4章 偶然
第5章 尋問
第6章 「あなたの奥さんです」
第7章 犯行の時刻
第8章 三人目の客
第9章 新しい事実
第10章 レオ・カリング援助を求める
第11章 第二の銃弾
第12章 犯人の名
第13章 意外な展開
第14章 深夜の冒険
第15章 厚かましい侵入者
第16章 新しい証拠
第17章 手紙
第18章 犯人はだれか?
第19章 告白
第20章 レオ・カリングの付記
ドゥーセ今昔(宇野利泰)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
バネ
62
…やはり期待値MADMAXな思考は改めるべきである。。COVERの文言に惹かれ読み始めたものの、「こういうSITUATIONの場合、犯人は〇〇だったりして」という考えが見事に的中し、ただの答え合わせになってしまった。。残念至極、である。2025/12/03
あきら
47
内容は書けませんが、推理小説、面白いですね。 子供の頃よくこういう類の小説を夢中で読んだなーとか感傷に浸ってました。 2026/02/04
ボブ
35
ある高名な作品の解説等にその題名が出てくる、伝説?の作品。2024年に日本で出版されたとは!!高名作品のトリックの先駆のみの作品かと思いきや、中々面白く読めました。犯行状況も複雑でそれがスッキリ解明されるラストも中々のものでした。2026/05/04
しゃお
26
あの某有名作品よりも前に書かれている、100年以上前の作品。スミルノ博士による日記で語られる事件。察しのいい人は早々に分かりそうで、実際、自分も「これは!」と思った通り。スミルノ博士の目から見た事件、そして名探偵レオ・カリングの姿は、スミルノ博士自身も含めて好きになれない人物像。というか、基本的に出てくる登場人物はどれも好感が持て無さそうw しかしながら明らかになった真実から浮かび上がるのは果たして?!ところで手紙が再び出てきたくだり、よく分からなかったんですが読み逃したのかな?2026/02/19
Porco
25
「なんか読みたい時」はこれ!という表紙そのままの心理状態だった時に惹かれてレジに。斬新や驚きは様々なミステリーが出て来た今となっては先読み可能なためあまり無く、書かれた当時は斬新だったんだろう程度。むしろ探偵役の少し後味が悪い騙し討ちと、探偵がそこまでやるほど犯人に対して持っていた考えという名の動機が本筋のトリックより印象的だった。2025/10/19
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