内容説明
寛延年間に生まれた居酒屋は、雨後の筍のように増え続け、文化文政の頃には人口比率でほぼ現在と同じ規模の産業に成長する。食文化を豊かにし、さらには幕府の各種規制を撤廃させていく原動力ともなった居酒屋の歴史を、日記や川柳、随筆、書簡、触れ書などから丹念に掘り起こす。
目次
はじめに/序 江戸の居酒屋の繁盛/1 広重の描いた居酒屋/2 1808軒もあった居酒屋/一 酒屋ではじまった居酒/1 早くからあった酒屋/2 居酒のはじまり/3 独特の商法で成功した豊島屋/4 2000軒にも増えた酒屋/二 居酒屋の誕生/1 居酒屋あらわる/2 酒屋と袂を分かった居酒屋/三 煮売茶屋と居酒屋/1 明暦の大火と煮売茶屋/2 煮売茶屋の夜間営業禁止令/3 政治をも変えた煮売茶屋/4 男性都市江戸と煮売茶屋/5 煮売茶屋の多くが居酒屋に転業/四 江戸で飲まれていた酒/1 江戸で飲まれていたのは下り酒/2 酒の海上輸送/3 銘柄の新旧交代/4 付加価値がついた下り酒/5 元禄時代の酒問屋街/6 新川の酒問屋の賑い/五 酒造規制と規制の緩和/1 江戸幕府の酒造規制/2 追い風になった「勝手造り令」/六 関東の地廻り酒/1 江戸の地酒/2 「御免関東上酒」の試み/七 酔っ払い天国・江戸/1 江戸は み倒れの町/2 将軍綱吉の大酒禁止令/3 幕府の酔っ払い取締り/4 江戸の酔っ払い番付/八 居酒屋と縄暖簾/1 縄暖簾を下げていなかった居酒屋/2 縄暖簾を下げはじめた居酒屋/3 縄暖簾が居酒屋のトレードマークに/九 多様化した居酒屋/1 中汲と一寸一盃の店/2 いも酒屋/3 立場居酒/4 三分亭/十 鍋物屋の出現/1 鍋焼から小鍋立へ/2 小鍋立の流行/3 鳥鍋屋の登場/4 獣鍋屋の出現/十一 居酒屋の営業時間/1 早朝から営業していた居酒屋/2 終夜営業の居酒屋/十二 居酒屋の客/1 振売と日傭取(日用取)/2 駕籠かき/3 車力(車引き)/4 武家奉公人/5 下級武士/十三 居酒屋で飲む酒/1 酒と肴の注文の仕方/2 酒の値段と量を言って注文/3 二合半単位で酒を注文/4 インフレによる酒の値上げ/5 酒屋の小売値段で飲めた酒/6 酒飲み仲間で割勘も/十四 居酒屋の酒飲み風景/1 飲んでいたのは燗酒/2 酒の燗に気を遣っていた居酒屋/3 居酒屋の酒飲みスタイル/4 猪口の普及/5 猪口の廻し飲み/6 酒の燗はチロリから燗徳利へ/十五 居酒屋のメニュー/1 吸物と取肴/2 ふぐ汁/3 ふぐのすっぽん煮/4 鮟鱇汁/5 ねぎま(葱鮪)/6 まぐろの刺身/7 湯豆腐/8 から汁/十六 苦難を乗り越えてきた居酒屋/1 ゆすり・押売りに悩まされた居酒屋/2 江戸の踏み倒し、飲み逃げ/3 居酒屋の新規参入規制/4 規制を乗り越えた居酒屋/おわりに/参考史料・文献一覧
感想・レビュー
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1.3manen
いちろく
tama
gollum
本木英朗




