内容説明
感染症と戦う北里と鴎外、その栄光と蹉跌!
民の命を守るため「医療の軍隊」を夢見た北里と鴎外は、なぜ道を違えて対立したか。医師でもある海堂尊が描くライバル物語!
明治時代のニッポンに、感染症との終わりなき闘いに挑んだ男たちがいた。「細菌学の父」北里柴三郎と、陸軍の軍医総監にして文豪の森鴎外。ふたりは同時期にドイツで学び、「感染症から国民の命を守る」という同じ目標に突き進んだ。それなのになぜ道を違え、対立したのか。誰も描かなかったライバル物語。解説・本郷和人
※この電子書籍は2022年2月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本とし、「作品相関図」などの電子版特典を付したものです。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
のりべぇ
3
中々の力作。北里柴三郎と森林太郎の関わり続けた人生。幕末から昭和の軍国日本まで、こんなに有名人との繋がりが凄いな。特に後藤新平がこんなに深く関わっていたのか。森は北里の対比もありこんな書かれかたなのだろうが、読んでてちと辛くイラつく。北里も玄冬期以降は表に出なく(出せなく)なった…俗物らしさが出過ぎた時期だからかな。この時期は読み難かった…2026/07/09
しのぶ
3
北里柴三郎と森鴎外。この2人を同時代人として意識したことがなかったので、興味津々……だったのだけど。歴史上の著名人が入れ代わり立ち代わり何度も出てきて、政治も医療も学問も、今も昔も狭い世界でまわってるんだなぁという実感とともに辟易し、鴎外の性格の悪さというか人間の小ささに拒絶反応。別に聖人君子でいて欲しいわけではないし、北里だって同じ穴の貉なわけだけど、保身のためならなんでもやるんだなぁこの人たち、というたいへん残念な気持ちしか残らなかったのが、とっても残念。2024/12/14
だけど松本
2
この千円札の人何した人?って興味で読んだ。そんなに鴎外と比較する必要あるのかな。北里のことは初めから知ってて、鴎外との関係を知りたかった人にはよかったのかな。北里のことだけでいい人には余分だった。2026/01/24
Takashi Tokairin
1
年表を読んでいるみたいだ。2026/03/24
タコチュウ
1
軍部と政治の間、またはその中で登り詰めた鴎外、力強く押し進んだ北里を描いた物語という第一印象。双方共に業績は計り知れないが、チョロチョロとドッシリといったイメージの対比であった。あとがきて著者はコロナ禍の厚労省の対応についてチクリと論評しているが、蛇足だったか?2025/09/15
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