内容説明
人間関係のストレスを減らすヒントを提示
責任を取らない上司や出来の悪い部下、あなたを振り回す取引先。あるいは小言の多い妻やいうことを聞かない子供……に囲まれ、気づけば溜め息の数ばかりが増えていく。今や人間関係のストレスは、ビジネス、プライベートを問わず、人生を生きていく上で最大の抵抗力なのである。この本では、私たちが悩みがちな状況を具体的に設定し、その状況に活路を拓き、人間関係のストレスを減らすヒントを、宮本武蔵やチャップリン、ケネディ、マキアヴェリなど、33人の賢者の言葉を活かしながら提示する!
33人の賢者
宮本武蔵、エジソン、高橋是清、チャップリン、夏目漱石、劉備玄徳、黒澤明、アレクサンダー大王、三遊亭園朝、ジョン・F・ケネディ、孫子、松尾芭蕉、ナポレオン、寺山修司、モーツァルト、宮本常一、杜甫、新渡戸稲造、マーク・トウェイン、勝小吉、サルバトール・ダリ、与謝野晶子、マキアヴェリ、坂口安吾、孔子、渥美清、種田山頭火、モハメド・アリ、一休宗純、ヒッチコック、道元、司馬遷、釈迦
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
chiru
26
人間関係について、偉人達の言葉を引用したヒント集。「Qなぜあの人は不機嫌なんだろう」に対して「モーツァルトならこうする」として彼の生き様を紹介してるのだけど、彼が面白い人とは全然知らなかった。モーツァルトのページだけでも立ち読みしてほしい。衝撃的で目の前の霧がいっぺんに晴れてしまう。他の偉人の言葉はわたしには響かなかったけど、モーツァルトがそういう人だと知ってたらピアノがもっと上達してたかもしれないな。★42017/11/08
Kei
9
33人の偉人の例から現在を生きる私たちの人間関係の問題を解決するヒントを説いている。知っている人も多かったけど、全く知らない人もいて、その人達に興味を持てた。人間関係の問題に関しては究極的には大きな心と長い視点を持って、自分らしく生きようということになると思う。2016/03/12
さっちも
7
これを読めば、うまいこと人と関係を保っていけるとかはあまり書かれていない。著者が好きな33の偉人達が、自分の人生を生きるために人とどう交わっていたかが書かれてる。それとその事に関するアファリズム。一人一人の話が結構ギューっと詰まってて良かった。道元やダリなんかは、よくも、まぁー、5ページでここまで魅力的にと思った。私はピンとこない話と、グッーっとくる話の落差があったので、気になる偉人の話から読んでみるのも手だと思う。2016/02/09
石川桂子
6
興味深く拝読した。人間関係に悩んだときに過去の偉人を例に出して人生の抵抗力を減らしていこうとビジネス・プライベート・他人に頼らないの3章で33人の偉人を挙げている。悩み解決だけでなく単純に齋藤先生が凝縮してくれた偉人像の紹介としても興味深い。特に印象に残ったのが種田山頭火で、夜にどこからかついてきた犬が咥えてきた餅を素直に受けてご馳走になり「ワン公よ有がたう。白いワン公よ」と日記に記す。と人間関係関係なくなんか笑えるエピソードでこれだけでも読んで良かった。2008年の発行だが色あせない。脂のってる良本。2025/06/21
こじ
6
偉人たちはどのように人生を切り開いていったのかが書かれていた。 例えば、エジソンは誰もやらないことに果敢にチャレンジしたからこそ大成功を収めた。 例えば、劉備は自分より20歳も年下の諸葛亮孔明を重宝することで人生を切り開いた。 以上のことから偉人たちは物事の本質を見抜き、大切なものに自分の時間などを投資するからこそ成功していると感じた。2017/07/18