内容説明
おいしいマグロの握りを多くの人にたべてほしい。伊達藩の時代から続く長い歴史をもつ港町・塩釜で、すし屋を営む白幡さん一家の姿を描いた単行本刊行から12年。大震災・津波によって大きな打撃を受けながらも復興へ向けて動き出した塩釜の人々と共に歩む白幡さん一家。震災とその後の復興へ向けての活動を追加取材し増補した文庫版。さらに13年後の本電子書籍版では、新たに1章を増補した。
目次
電子増補版まえがき/文庫版まえがき/単行本版まえがき/第一章 ヤミ市の寿司店/第二章 芭蕉ゆかりの社/第三章 ホンマグロへの情熱/第四章 失われた青春/第五章 旬の妙味/第六章 握る手に心あり/第七章 ささやかな夢/第八章 運命の三月十一日/第九章 塩釜のそれから、これから/単行本版あとがき/文庫版あとがき/電子増補版あとがき/参考引用文献/文庫版解説 荻野アンナ
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
きゃしー
1
本当においしいものを食べると人は言葉を失うということを身をもって体験したのは、すし哲のお寿司を食べたときだった。生ものがあまり得意ではなく、特に苦手だったウニを恐る恐る口に入れたときの衝撃は忘れられない。あんなに磯臭くない、豊潤な味わいのウニを食べたのは初めてだった。貝類も普段は苦手なのに、塩竈では好んで食べるくらいおいしい。いつも最高な時間を提供してくれるすし哲の大将の信念をこの本で知り、ますます好きになった。そしてもうすぐ15年目の1446を迎える塩竈を、東北を、これからも応援していこうと思う。2026/01/20
す○○
1
20年以上前「すし哲」に行った(後にも先にも一人ですし屋に行ったのはこれ一回だけ)。社会人3~4年目で味など分かる分際ではなかったが有田焼の上の芸術は若輩者の目にも大変味わい深く強い印象が残っている。今でも人気を維持し続ける苦労は並大抵でないが店主の謙虚な人柄と地元に対する思いがそれを可能としたのであろう。震災の被害は甚大であろうが、この思いがあれば必ずや復興は可能であろうと思う。今度久し振りに宮城で仕事をする機会を得た。社会人デビューをさせてもらったこの土地に恩返しができればと思う。2012/01/17
こやじ
0
寿司を食べに、日本各地から塩釜まで旅をする。そこまでして、客を引き付ける寿司が、「すし哲」では食べられるそうな。私も行ってみたい・・・。2013/08/15
めぐ≠かのん
0
自称宮城県観光大使としては、読んでる途中に何度も涙が出そうになった。すし哲は恐らく6回ほど訪れてて、勿論全て最高体験だったのだけど、それらの細かな答え合わせができた気がする。白幡夫妻のおもてなしの心を理解し、お店の居心地の良さに改めて納得。わたしはまるで焼き菓子のような穴子が大好き!また、シェヌーの店主との友情は、あまりにエモーショナルすぎる。シェヌーも言わずもがな最高。東京から来たと伝えたら御礼を言われた思い出。いやいやこちらこそ。愛してるよ塩釜、2度と行く!!!2025/12/05
chibi
0
【うらすじ】安くておいしい寿司をどうすれば握れるか?伊達藩の時代から続く長い歴史をもつ港町・塩釜で、すし屋を営む白幡さん一家の姿を描いた単行本刊行から12年。大震災・津波によって大きな打撃を受けながらも復興へ向けて動き出した塩釜の人々と共に歩む白幡さん一家。震災とその後の復興へ向けての活動を追加取材し増補。
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