内容説明
おいしいマグロの握りを多くの人にたべてほしい。伊達藩の時代から続く長い歴史をもつ港町・塩釜で、すし屋を営む白幡さん一家の姿を描いた単行本刊行から12年。大震災・津波によって大きな打撃を受けながらも復興へ向けて動き出した塩釜の人々と共に歩む白幡さん一家。震災とその後の復興へ向けての活動を追加取材し増補した文庫版。さらに13年後の本電子書籍版では、新たに1章を増補した。
目次
電子増補版まえがき/文庫版まえがき/単行本版まえがき/第一章 ヤミ市の寿司店/第二章 芭蕉ゆかりの社/第三章 ホンマグロへの情熱/第四章 失われた青春/第五章 旬の妙味/第六章 握る手に心あり/第七章 ささやかな夢/第八章 運命の三月十一日/第九章 塩釜のそれから、これから/単行本版あとがき/文庫版あとがき/電子増補版あとがき/参考引用文献/文庫版解説 荻野アンナ
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
す○○
1
20年以上前「すし哲」に行った(後にも先にも一人ですし屋に行ったのはこれ一回だけ)。社会人3~4年目で味など分かる分際ではなかったが有田焼の上の芸術は若輩者の目にも大変味わい深く強い印象が残っている。今でも人気を維持し続ける苦労は並大抵でないが店主の謙虚な人柄と地元に対する思いがそれを可能としたのであろう。震災の被害は甚大であろうが、この思いがあれば必ずや復興は可能であろうと思う。今度久し振りに宮城で仕事をする機会を得た。社会人デビューをさせてもらったこの土地に恩返しができればと思う。2012/01/17
こやじ
0
寿司を食べに、日本各地から塩釜まで旅をする。そこまでして、客を引き付ける寿司が、「すし哲」では食べられるそうな。私も行ってみたい・・・。2013/08/15
chibi
0
【うらすじ】安くておいしい寿司をどうすれば握れるか?伊達藩の時代から続く長い歴史をもつ港町・塩釜で、すし屋を営む白幡さん一家の姿を描いた単行本刊行から12年。大震災・津波によって大きな打撃を受けながらも復興へ向けて動き出した塩釜の人々と共に歩む白幡さん一家。震災とその後の復興へ向けての活動を追加取材し増補。
go
0
来週、5年ぶりに伺う予定?2018/08/04