内容説明
公爵と婚約したベアトリス。これまで社交界の片隅で誰の目にも留まらなかった行き遅れ令嬢が、最高位の爵位を持つ公爵の心を射止めたとあって、前代未聞の大騒ぎに。これではもう、こっそり探偵の真似事を続けることも難しい。このまま公爵の婚約者らしく、大人しくしているべき? いや、そうはいかない。両親が亡くなった20年前のボートの事故――そこに何か裏があったことを知ったベアトリスは、またしても男装して捜査に乗り出すことに。しかしそんな自分の行動を、公爵に素直に打ち明けることができなかった。そればかりか婚約してからというもの、ベアトリスは公爵を目の前にすると恥ずかしくてうつむいてばかり。これでは以前の臆病な自分に逆戻りしてしまうだけだというのに、どうしたらいいの?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
さやなか
18
不慮の事故で亡くなったとされていたベアトリスの両親が、もしかしたら殺されたかもしれないという情報に一人調査に乗り出すベアトリス。前の3作品よりもシリアス度高めの展開だったけど、公爵さまとのいちゃつくシーンでこっちまで赤くなりそうである。両親と死に別れてからぞんざいに扱われてきたベアトリス嬢がどのキャラよりも光っていた今回のお話し。5卷は今月発売!楽しみである。2024/12/10
み
18
今作は、公爵さまの出番は少なめ。ベアトリスさんのご両親のことが解決。次作は、結婚式で何かあるのかな?2024/10/31
すがはら
16
劇的な婚約直後からのスタート。叔母さんの言う公爵家との縁組で必要になる出費の話は実は深刻な問題かも。あれこれ批評されるし。浮かれ気分に水をさされて、2人の前に試練の展開か!?と心配し、一旦他の本を挟んで心の準備をしてから読書再開をした程でした。全然余裕でしたけど。ヒロインに優しい世界でした。公爵様すっかりデレデレだし。これは好奇心旺盛で恐れを知らないヒロインを理想像として描くシリーズなのだと納得。ただ、私の中でヒロインの図がすっかり某メーガン氏になってしまって打ち消せないのが困りました。2024/09/07
きょん
15
公爵と婚約後もなかなか落ち着かない状況に、20年前のベアトリスの両親の死亡に関する疑惑が持ち上がる。両親の行動を追って探偵を始めるベアトリスによって、選挙権が富裕層男性に限られていた時代背景がくっきり浮き上がってきて面白い。公爵さまの祖母にも気に入られて順風満帆かと思ったら、あとがきを読むとそうでもなさそうなんですね。2024/09/22
Naoko Takemoto
9
どうしたのか、公職様がベアトリスにメロメロになっているではないか。今回はベアトリスが亡くなった両親の謎を追う。この親にしてこの娘あり(いい意味で)このシリーズ、面白くなってきた。2024/12/06
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