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内容説明
幼い頃から和歌山の森と図鑑に遊び,アメリカでの学生生活やキューバでの冒険旅行後に渡英.大英博物館に通いつめ,帰国後は粘菌などの研究や,故郷の森の保護運動で知られる南方熊楠.残された豊富な一次資料から,「楽しさ」に満ちたその生涯を再現し,天才・奇才として捉えられがちな熊楠像を覆す,画期的評伝!
目次
はじめに 宇宙の「楽しさ」を求めた人
南方熊楠略年譜
第1部 熊楠さん,図鑑の世界に目覚める
1 「神童クマグス」,江戸の図鑑に夢中になる
2 『和漢三才図会』を生涯の友とする
3 図鑑をフォークロアとして読み替える
4 博物学をこころざし,ダーウィンの進化論に驚嘆する
5 新時代の上野で動物園と博物館に通う
第2部 熊楠さん,世界の森をかけめぐる
6 アメリカに向かう船上でワニについて聞く
7 サンフランシスコでニワトリの鳴き声に悩まされる
8 森と湖に囲まれたアナーバーで人生について考える
9 ミシガン大学博物館で奇妙な動物の 製を観察する
10 フロリダ,キューバへの冒険の旅に出る
第3部 熊楠さん,生きものを見つめる
11 ロンドン動物園で生命に対する思索を深める
12 ピーター・ラビットの作者とニアミスする
13 那智の森の奥深くへわけ入る
14 「南方マンダラ」の構想からエコロジー思想にたどり着く
15 昭和天皇との出会い.そして田辺で生涯を終える
参考文献
おわりに



