内容説明
どうせ叶わぬ夢なら、いっそ、
江戸時代の川や海で、
魚を釣ってみたい――「あとがき」より
文学賞3冠に輝く、圧倒的な物語。
時は元禄年間、五代将軍徳川綱吉の治世。江戸湾の沖合二町ほどのところに船を停め、釣りをする二人――
俳人の宝井其角と絵師の多賀朝湖――は、土左衛門を釣り上げてしまう。屍体は竿をしっかりと んで眼を見開き、唇からは歯を覗かせ、笑っていたのであった。
一方、旗本の津軽采女は閑職が故に釣り三昧の日々。義父・吉良上野介の世話で、将軍の側小姓にとりたてられることとなった。
目次
序の巻 幻談
巻の一 沙魚
巻の二 技師
巻の三 安宅丸
巻の四 鯛
巻の五 水怪
巻の六 釣心
巻の七 密漁者
巻の八 側小姓
巻の九 無竿
巻の十 釣り船禁止令
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ぶんぶん
22
【図書館】過去録を見たら、【再読】であった。 これは、「講談社文庫」でした、そう言えば奥付に講談社刊となっている。 まあ、獏さんだから読んでないと言うことは無いと思ってはいたが・・・話は元禄時代、綱吉の時代、と言えば「生類憐みの令」真っただ中の時代。 主人公は旗本4千石の嫡男・津軽采女である、この人実在した人で、日本最古の釣り指南書「何羨録」(かせんろく)を書いた人。 要するに釣り人を書き、併せて元禄時代の風俗・歴史を書こうとした物語。 さて、どうだったのか「下巻」を読んでみる事に・・・2024/08/19
あきのぶ
1
生類憐みの令の頃の話。2024/06/18
tomite
0
★★★ もっとネッチョリとした釣りの描写と、釣りに狂う人たちの情念を読みたい。今の所、ただ史実をなぞっているだけなのよ。2024/09/07
辻本 敏久
0
下巻に続く。2024/08/11
Jimmy
0
お江戸の情緒と釣り物の風情があって良いのだけど、何故かグングン引き込まれていかない。。ストーリーが弱いのか。。2024/07/28




