内容説明
覚醒前のラスボス悪女・公爵夫人ディアーナに転生していた私。しかもすでに氷の公爵様とは政略結婚済みで、娘は私におびえ家庭内は冷えきっていた。将来負の感情にとらわれラスボスとして覚醒した私は、娘の恋人の勇者に倒される運命――なのだけど、そんなのはお断り! なるべく家庭円満、負の感情とは無縁のストレスフリーな生活を心がけたい! そう決心し旦那様との関係改善&娘をかわいがりまくることにしたのだけど……!? 様子のおかしな公爵夫人の脱ラスボス系悪女物語、華麗に開幕★ ※電子版はショートストーリー『初夏の恋色のような』付。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
なぎ
5
乙女ゲームのラスボス悪女である公爵夫人ディアーナに転生してしまった主人公は娘の恋人の勇者に倒されないように旦那と娘との関係改善に励むが···。転生しているとはいえ結婚もして子供もいる夫婦がこんな学生みたいな焦れったい関係なのが大変萌えました。ディアーナがサバサバした性格なのでサクッと読みやすいし、女性の胸に挟まれたい欲望を押し出しているのにウケました(笑)夫婦関係が冷戦中だったのにも関わらず少しずつ歩み寄っていく2人に嬉しそうにする娘のラヴィアーナが健気。全体を通して満足な1冊でした。2024/06/09
りんりん
4
★★☆2024/06/08
史
3
楽しい話ではあるが、しかしこういう話が憑依系転生になってしまうのはどこかしっくり来ない。それまで歩んできた人生の先にある状態なので、唐突に変化しても納得できるものではないかな。かといってタイミングがこれ以上早かったらこういう話にはならないので、やんぬるかな。なんとも。2024/09/24
菊地
2
ラスボス転生+親バカ作品。 主人公のヒロイン力が低いサッパリした性格が割と好きだし、娘ちゃんが可愛い。 タイトルやあらすじから予想される「読みたかったもの」が概ね読めた満足感がある。2024/06/07