内容説明
バレエ団を襲う悪の精カラボスとは何者か?
『ジゼル』の事件を乗り越え、新設された東京スペリオール・バレエ団。旗揚げ公演『眠れる森の美女』を“バレエ界の至宝”シルヴィア・ミハイロワが演出することになり、団員たちは歓喜する。しかし、客演が決まった世界的プリマのユリカ・アサヒナは我が儘で、人間関係に軋みが生じていく。
そして、悪の精“カラボス”を名乗る人物から不気味な脅迫状が届き、小道具の糸車の針でダンサーが次々に毒殺される――
再び存続の危機に陥ったバレエ団。
カラボスとは何者なのか? その意図は何なのか?
大反響『ジゼル』の衝撃再び!
嫉妬と愛憎渦巻くバレエ・ミステリー第2弾!
※この作品は過去に単行本として配信されていた『眠れる美女』 の文庫版となります。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
坂城 弥生
39
今回は眠れる美女。ダンサー同士の確執や選ばれなかったことへの嫉妬、、凄い世界だ。2024/08/09
金吾
25
『ジゼル』を読みましたのでその勢いで一気読みです。続けて読んだおかげで最初に読んだときにしっくりしなかった部分もすんなら頭に入りました。2025/06/07
えりまき
17
2024(197)バレエ・ミステリー第二弾。オーロラ姫連続殺人事件。登場人物が優しくて感動しました。母親からの虐待と父親の孤独死などの経験をもつ世界的プリマのユリカ・アサヒナ。幼馴染の達也と梨乃。銀行の融資課の野崎さん。 2024/07/18
☆Ruy
11
バレエ団で起こる連続殺人。あれ?最近なんか読んだ気がと思ったら眠りの森。表紙の美しさに思わず買ってしまったがとても良かった。平置きされていたの見てハーレクインかと思った。私の一番の推しは顔も体もいかつい達弘。王子と程遠いけど頭の回転が早く優しい好い人。バレエダンサーって本当に大変だと思った。眠れる森の美女や茨姫、童話や民話ベースなのでいろいろなパターンがあるんだ。バレエの演目も同じタイトルでも内容変わると言うのも初めて知った。ちょっと観てみたくなった。2025/02/04
APIRU
10
バレエとミステリーが相和した一篇。『眠れる森の美女』を演目に据えてバレエ団員達、拝金主義の銀行マン、傲岸不遜の天才プリマ、それぞれの哀歓苦楽が綾を成しています。波乱の立ち上げに始まり、それでも順調に進んでいくかと思いきや、そんな最中に届いた脅迫状と団員を狙った毒殺事件、そして大団円。起伏が大きく、とにかくストーリーが面白くて、読み始めたら最後までほとんど一気に読み終わりました。悪意と怨嗟が香り、その果てに悲劇が起こるも、それでいて青春譚的な爽快さも感じられる。そのバランス感がまた面白いところでありました。2025/02/26
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