内容説明
「実家が農家」の人必読!地域農業を支えるあと継ぎへの熱きメッセージ!
継ぐ?継がない?どちらを選んでも知っておきたいあと継ぎの基本
2020年までの5年間で130万戸の販売農家が102万戸になるなど、農家数が激減しています。
今後さらに減少することが予想されており、地域農業は危機を迎えます。
その対策として重要になってくるのが「農業の事業承継」、つまり「あと継ぎ」です。
本書は実際に親のあとを継いで就農した若手農家二人が、子どもの立場から見た事業承継について切り込みます。
そもそも事業承継とは何をするのか、新規就農と親元就農の違いとは何か、税務や手続きについてなど、基本知識を軽妙な文章でわかりやすく解説します。
実際に事業承継を経験した著者の竹本家の10年間の実録ドキュメントも掲載。
具体的な流れやつまずくポイントがよくわかります。
いつかは訪れる実家のあと継ぎ問題、早めに読んで心構えを。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
時停
1
農家さんに食を通してお世話になっているくせに、その界隈の今をまったく知りませんでした。お陰様で多少の知識を注入できました。 事業承継とは当然ですが一筋縄ではいかないものですね。口頭よりも経験と結果が物をいう世界では、信頼などを勝ち得るのも一苦労なのだなと。それを考えると農家さんには頭が上がりません。2024/04/08
ふわふわ
1
農家の跡継ぎ、後継ぎになる人や事業承継、新規就農者、農業経営者にすごくオススメの本でした。農業界の親子の会話や、今どきの継がない選択肢もあることも書かれており、すごく参考になりました。農家100軒あれば、100通りの事業承継や跡継ぎがあって良いと感じました。2023/06/20
小池 和明
1
若い二人の農業後継者による事業承継にかかる対談。二人とも事業承継、農業の将来に強い意欲を持っていて素晴らしいと思った。今、食料安全保障が叫ばれる中、こうした若い農業後継者がいることは、地域だけでなく国にとっても貴重なことだと思う。私たちが若いころはとかく農業は3Kみたいな扱いであったが、それも時代が変わり残るべくして残ったのが彼らなのかなと思う。2023/01/13