内容説明
デジタルの力で、化石に残された謎を読み解く! CT、MRI、フォトグラメトリ、3Dプリント――デジタル機器の活用により恐竜研究は大きく様変わりした。そのトップランナーは、どのような研究の日々を送っているのか。岩石に埋まって見えない化石を透視? ティラノサウルスが実は繊細? 3Dプリンターで全身骨格標本をつくるなど、新種・新発見が続出の恐竜研究最前線をご紹介。
目次
第1章 奇妙な新種恐竜「フクイベナートル」との邂逅
第2章 コロナ禍と「フクイベナートル」のその後
第3章 「ネオベナートル」のデジタルデータ作成奮闘
第4章 生ける恐竜「ニワトリ」の脳の成長を観察する
第5章 原始的な鳥類「フクイプテリクス」
第6章 恐竜の「失われたクチバシ」を作り出す
第7章 「ペンギンモドキ」はペンギンか?
第8章 繊細な暴君「ティラノサウルス」
第9章 絶滅した奇獣「パレオパラドキシア」をデジタル復元
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
あすなろ@no book, no life.
78
GWに家族と行った福井県の恐竜博物館売店にて購入した本。恐竜の発掘や研究というと、手作業でハンマーを持ってという発想はかなり古い遺物である事が分かる本。著者は、福井県立大学恐竜学研究所准教授であるが、CTやMRIや3D技術をPCと共に駆使している事が分かる。それ以上にこれら方法を用いる事によりここまで分かるのものかと驚く。それらがご研究と共にやや平易に書かれている。その意味で我々にも理解し易いし、中高生向けにも良いのではないか。知らぬ世界を垣間見るという読書の一つの愉しみがある本。2024/07/28
たまきら
53
自分が98年ぐらいに恐竜のお仕事をさせてもらったとき、すでにコンピュータを使ったシミュレーションや仮説の計算はされていました。けれども今では化石を破壊せずに内部を撮影できるようになったおかげで、脳の大きさ比較やボーンベッドから切り離せない化石の研究などが可能となっています。きっとこうして本が書かれている間にも新しい技術が確立されていると思います。次はAIとの仮説コラボあたり来そうな気がする…。2024/07/02
えも
28
化石をCTやMRIでスキャンし、骨と周辺の岩石部分をデジタル的にクリーニングして標本化し、3Dプリンタで復元して特性を調べる。例えば頭骨化石からは、脳の形態や、顎周りの血管の多寡が明らかになったりする。かつて趣味で化石採集をしていた身としては、臨場感?を持ってスゲェと感動します▼しかも2022年に瑞浪市釜戸で見つかったパレオパラドキシア全身骨格の復元プロジェクトにも、このデジタル技術が生かされているとは!▼だから、この新書が地元の図書館で目立つように置かれていたんだね。2024/09/01
フク
20
#読了 非破壊での計測技術や3Dプリンタ、シミュレーション技術の進歩による恐竜学の現状を紹介する一冊。 恐竜のことと合わせて恐竜研究の様子が垣間見れて楽しい。しかし、ハイテクな機器を使うためにアナログな工夫を積み重ねる様子は涙なくして読めない。 図書館2024/05/23
nizi
6
福井で発見された化石をCTスキャンを駆使してどのように改名したかという話。普遍的な各国での使用例はほとんど出てこず、著者の経験に終始している。個人の奮闘記として読むと結構面白い。2024/12/06
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