竹書房怪談文庫<br> 青森の怖い話

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竹書房怪談文庫
青森の怖い話

  • ISBN:9784801939943

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内容説明

地元出身在住の作家が徹底取材!
津軽、南部、下北、県内全域を網羅。
神と魂の近いクニ、青森県のご当地怪談!

【白神山地】マタギと六尾の狐の祟り
【青森市】国道路肩に佇む灰色の霊
【むつ市】変化する座敷わらし
【八戸市】海から訪れる亡者の列
【十和田湖】湖に現れる神様の使い
【鰺ヶ沢町】シンメイ様の宵宮の怪

西の津軽、東の南部、北の下北と独自の風土と歴史文化を有する青森県の怪を、
地元出身在住の著者が県内を隈なく取材して集めたご当地怪談集。

■八甲田山の雪中行軍に参加して死ぬ夢を毎晩見る男。ある日夢に変化が…(青森市)
■震災前夜に海のほうからやってきて部屋をすり抜けた亡者の列…(八戸市)
■恐山から憑いてきた三人の霊が家族に異変をもたらす…」(むつ市)
■子どもを持たないまま死んだ妻の霊が赤子を抱いて夫の前に…(弘前市)
■洋上に現れる幽霊漁船…「大瀬さんの話」(おいらせ町)
■山で作業する測量士の目に次々と異変が…「三浦さんの話」(県内)
■焼け跡から燃えずに出てきたオシラ様。着物を脱がすと驚きの中身が…(弘前市)
■死んだ母が遺児に逢いに来る家。そこには不気味な因果が…(五所川原市近郊)
■名産のニンニクに手をかざすと掌から無数の糸が出る母子。その意味は…(田子町)
■幼馴染に彼女を紹介するからと連れてこられた山の祠。そこにいたのは…(平内町)

他、収録。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

eyemu

11
サイダーとおかしの山。 怖いけど優しさとか愛おしい気持ちが伝わる良き話で、なんだかほっこりした。 あとね。 亡くなった大切な人が、めでたい日に出てくるとか… ちょっとうらやましくて、泣けた。 受験も就職も疾うの昔に終わってしまったので、結婚するときは「おめでとう」なんて言って。 ちょっと老けた姿を見せてくれたら、いいのにね。2024/08/07

うさっち

10
以前、暮らしていたので方言が懐かしくカミサマも久しぶりに聞いた。サイダーの話は切なくて温かく胸がキュッとしました。2024/07/04

qoop

8
暮らしと歴史に根差した怪異譚を集めた理想的なご当地怪談集。特に高田公太氏が秀逸だった。青森で暮らす人々の霊魂観などを織り込んで類話の多い体験談を新鮮に読ませたり、話者の語りのリズムを行替えで再現するかのような技巧が伺えたりと、全体に配慮が行き届いていた。2024/08/10

倉屋敷??

7
ニンニクを選ぶときに手をかざして糸が出るって話が一番印象的だ。 津軽弁で語られる話は青森、特に津軽を感じられてやっぱりいいですね。2024/07/24

ekura

4
とびない旅館と飛内さんが実話怪談本に登場! そりゃあテンション上がりますよ。2025/01/08

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