新潮文庫<br> #真相をお話しします(新潮文庫)

個数:1
紙書籍版価格
¥649
  • 電子書籍
  • Reader

新潮文庫
#真相をお話しします(新潮文庫)

  • 著者名:結城真一郎【著】
  • 価格 ¥649(本体¥590)
  • 新潮社(2024/06発売)
  • ポイント 5pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784101032634

ファイル: /

内容説明

島育ちの仲良し小学生四人組。あの日「ゆーちゅーばー」になることを夢見た僕らの末路は……(「#拡散希望」)。マッチングアプリでパパ活。リモート飲み会と三角関係。中学受験と家庭教師。精子提供と殺人鬼。日常に潜む「何かがおかしい」。その違和感にあなたは気づくことができるか。新時代のミステリの旗手による、どんでん返しの五連撃。日本推理作家協会賞受賞作を含む、傑作短編集。(解説・村上貴史)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

mae.dat

280
5話短篇。結城さん良いカードお持ちですねー( ¨̮ )。全部面白い。全話穏やかな話になる訳が無いと承知して読んでいるのに、しっかりと「ほほ〜成る程ね」って思わせるよ。それだけで無く、もう一丁罠を仕掛けてくるのね。嬉し過ぎるお釣り。切れ味も丁度良い。いや、鋭すぎるか。長編も読んでみますけど、作風が変わったりするのでしょうか。でも短篇で心地良い物語(いや、ゾッとする)を紡ぐのが得意な気がします。まだまだ何枚も切り札級のネタを隠し持っているに違い無いのですよ。ズバリ🫵🏽(バレてますよ、早よお出し下さい)。2024/09/08

竹ピコ

80
人気作品ということで、ちょっと期待しすぎたのかも。キッチリと張られた伏線で、大体のオチが想像できちゃったのは残念。事件の動機が薄すぎて、そんなことで人を殺す?って思えちゃったのも少し残念。とは言え、まぁに何だかんだで面白かったから良いかな。2024/07/09

ばう

77
★★★何とも現代的な小説。変な言い方だけど中学受験、パパ活、精子提供、リモート飲み会、YouTubeと今マスコミでよく見かけるテーマばかりを題材にした5篇のミステリでした。どの話も「これがオチ」と思ったらその先にアッと驚く真相が隠れていて読み終わった後は本当に「怖い」。今までにないタイプのミステリでした。たど今は“新しい”と思っても何年か後には“古い”って思っちゃうのかも。面白いけど好きか?と聞かれたら…です。2024/09/01

よう@低浮上

67
とても良かった。おすすめ作品。累計50万部突破! 本屋大賞ノミネート! 日本推理作家協会賞! 各紙誌、メディア騒然の令和最大の話題作、ついに文庫化!すごい!これはいいですね~。 ミステリ界の超新星が仕掛ける、五つの罠。日常に潜む小さな“歪み”を、あなたは見抜くことができるか。 島育ちの仲良し小学生四人組。あの日「ゆーちゅーばー」になることを夢見た僕らの末路は……(「#拡散希望」)。マッチングアプリでパパ活。リモート飲み会と三角関係。中学受験と家庭教師。精子提供と殺人鬼。日常に潜む「何かがおかしい」。2024/10/30

森オサム

61
著者初読み。印象的な装丁とタイトルで気になっていましたが、日本推理作家協会賞受賞作も収録との事で内容にも期待して読んで見ました。ここ5年位の間に書かれた作品で有り、その上意識的に現代的な題材を取り込んでいるので、今読むのに相応しいと言えるでしょう。まあ将来読んだ方は、2020年代前半の日本を感じられる、と言う読み方をするのかも。各編とも出だしから何か不穏な感じや違和感を覚えつつ進んで行くと、あらビックリ!、更に一捻り!、なパターン。軽くて読み易いので余り本は読まない方におススメ。マニアにはちょっと薄め…。2024/10/10

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/21981307
  • ご注意事項