内容説明
英国の元底辺中学校に通うぼくの日常は、今日も世界の縮図のよう。摂食障害や薬物依存について考えたり、フリーランスで生きていくための授業。ノンバイナリーな教員。生徒たちが公約を読んで投票するスクール総選挙。声ひとつで人種の垣根を越えるソウル・クイーンな同級生。事件続きの毎日の中で少年は大人の階段を昇っていく。100万人が泣いて笑って感動した親子の成長物語、ついに完結。(解説・宮台由美子)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
chinayo
58
作家のブレイディさんと息子君の関係性と会話が凄くよくて、また息子君の感受性が素晴らしく、もうカワイイったらなかった。 印象深い所は、父親が息子君に「俺みたいにはなるな」と言って、それを聞いた息子君が父親がその言葉を言わなけばならない不条理さに涙する場面が複雑だった。2024/10/26
里愛乍
54
前作がかなり良かったので文庫化を機会に購入。すっかり成長している息子くん、考え方もちょっとクールになって近所のおばちゃんの如くこの先が楽しみになる。ここ数年で自分の地域もいろんな国の風習の人たちが増え続けている。悪気が無いってのは非常に厄介ではあるけれど、〝想像力〟この感性は鍛えていきたいと思う。個人的に引っ越していった元隣の彼女のこれからが気になった。楽しくやっていってほしいな。2024/12/09
ホッパー
53
日本に住んでいると感じられないことや、考えさせられることが多い。読んでよかった。2025/03/31
あきぽん
47
日本よりずっと多様性の進んでいる国イギリスの、中学生子育てライフ。著者の息子がいい子過ぎやしないか、元底辺公立中学なのに程度が高すぎやしないか、と下衆た勘繰りもしてしまうけど。日本の若者は今でも「個性的」よりも「量産型」が望まれるようだけど、少しずつ変わっているんだろうと信じたい。2024/07/10
ロボット刑事K
44
超話題になった本の続編。まだ出版されて2年も経たないのにブックオフの220円コーナーに並んでるのを見て目を疑いました。こういうことがあるからブックオフ巡りはやめられません。さて。母上と息子、時々父上の、学校でのアレコレを色々考えさせられるお話です。私が中学生の頃は学校に国籍や人種の違った同級生はいませんでしたが、今じゃ(生粋の)日本人以外の生徒が普通に学校に通ってますね。この本の話は今の日本にも通ずるところがありそうです。☆4つ。裏表紙に完結とありますが、息子の高校生活、大学生活も読みたいですね。2026/01/18




