筑摩選書<br> イエスは四度笑った

個数:1
紙書籍版価格
¥1,980
  • 電子書籍
  • Reader
  • ポイントキャンペーン

筑摩選書
イエスは四度笑った

  • 著者名:米田彰男【著者】
  • 価格 ¥1,925(本体¥1,750)
  • 筑摩書房(2024/05発売)
  • 夏至&父の日!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント25倍キャンペーン(~6/21)
  • ポイント 425pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784480017987

ファイル: /

内容説明

キリスト教において正典とされる四つの福音書のどこにも、イエスの笑いは出てこない。だがナイル川流域の土中から1970年代に発見された『ユダの福音書』では、イエスは四度笑っている。一人のグノーシス主義者によって書かれたこの笑いはいったい何を意味するのか。じつは四度ならず、イエスは大いに笑ったのだ――『寅さんとイエス』で、イエスが寅さんのようなユーモアに満ちた存在だったことを描き出したカトリック神父が、聖書のミステリーに挑む。 【目次】はじめに/第一章 イスカリオテのユダと『ユダの福音書』/第二章 イエスを四度笑わせた『ユダの福音書』/第三章 正典福音書におけるイエスの〈怒り・苦しみ・悲しみ・喜び〉/第四章 正典福音書におけるイエスの〈ユーモア〉/第五章 正典福音書におけるイエスの〈笑い〉/追記1 聖夜を前に聖書ひもといて/追記2 ガザの「壁」/おわりに

目次

はじめに/第一章 イスカリオテのユダと『ユダの福音書』/1 イスカリオテのユダ/2 正典福音書の成立から『ユダの福音書』発見まで/3 グノーシス主義キリスト教と正統派キリスト教/4 『ユダの福音書』の中のイスカリオテのユダ/第二章 イエスを四度笑わせた『ユダの福音書』/1 『ユダの福音書』の中の四度の笑い/2 正統派教会のエウカリスチア(ミサ)を一撃した最初の笑い/第三章 正典福音書におけるイエスの〈怒り・苦しみ・悲しみ・喜び〉/1 共観福音書(マルコ・マタイ・ルカ)とヨハネ福音書の成立/2 イエスの怒り1/3 新約聖書の写本/4 イエスの怒り2/5 イエスの苦しみ・悲しみ・喜び/第四章 正典福音書におけるイエスの〈ユーモア〉/1 「ユーモア」という言葉/2 放蕩息子の譬え話/3 「比喩」の面白さ/第五章 正典福音書におけるイエスの〈笑い〉/1 イエスの笑いの欠如/2 椎名麟三の疑問/3 社会的構造悪に対する逆説的笑い/4 社会的弱者への共感に基づく笑い/5 快活で晴朗な笑い――イエスの食卓/追記1 聖夜を前に聖書ひもといて/追記2 ガザの「壁」/おわりに

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

peace land

6
山浦氏のケセン語聖書を読んだ時の楽しさと同じ味わいがあった。 ミサで朗読され、神父様のお説教を聞く。 それとは趣の違う聖書の空気を読んだ。 多くの資料は解説が分かりやすかった。 言葉の訳は、各国による違いの解説で、意味の広がりや日本語だけでは誤解を招きやすいことも感じた。 中東戦争について、シオニズムからの解説があり、分かりやすかったと同時に、世界中の国や人々が、無関心でいてはいけない問題だと思った。 時空を超えて、イエス様のところへ行きたい……2024/10/05

とりもり

3
正典福音書では一度も笑わないイエスが、ユダの福音書では笑っているというのがまず新鮮。その上で、正典福音書の記載も考察して笑っている(に違いない)ことを検証していく。その正否を論じるだけの知見はないが、そもそも全く笑わないというのが不自然で、イエスを神格化していく過程で卑俗な「笑い」が削除されていったというのが真相ではないかと感じた。西洋絵画でもモナ・リザとホルスくらいしか微笑みの絵がないし。ウクライナに関する考察を読んで、ロシア正教会の罪も大きいと感じた。★★★★☆2026/03/27

Go Extreme

3
椎名麟三:どんな時・どんな事にイエスは笑ったか 正典福音書成立→ユダの福音書発見 マルコ・マタイ・ルカ・ヨハネの4つの福音書 グローシス思想・救いに至る秘密 マルキオン聖書 20世紀ーユダヤ・キリスト教3大発見 グノーシス主義・正答派キリスト教 ユダの福音書ーイスカリオテのユダ・4度の笑い グローシス思想の枠内・人為的に笑わされた笑い 共観福音書とヨハネ福音書の成立 比喩の面白さー新しい布・新しい葡萄酒 目の塵と梁 蚋と駱駝 イエスの笑いの欠如 社会的弱者への共感に基づく笑い 笑っていないイエスを笑わせる2024/06/16

Go Extreme

2
https://claude.ai/public/artifacts/35aa0aa9-649d-403b-abee-e1c36caa410f2025/06/15

ナグ

0
『薔薇の名前』でキリスト教と笑いというテーマが気になり、キャッチーなタイトルの本書を手に取ったが、正典の福音書の本文にイエスが“笑った”という記述はないという。では、イエスが四度笑ったという題はどういうことなのか、これは異端であるグノーシス主義に影響を与えたとされる『ユダの福音書』内の描写からである。また、正典福音書の中からもイエスが笑ったのではないかと思われる箇所を、著者は現代聖書学の知見を踏まえながら考察していく。そこには、弱者に寄り添う感情豊かなイエスの姿が浮かび上がってきて、とても魅力的に思われた2026/04/04

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/21917583
  • ご注意事項

最近チェックした商品