内容説明
元ボクシング世界王者の桐山拓郎は一年前に失明し、現役を退いた。今は無力感に蝕まれる日々。そこに不審死が相次ぐ。ひとりは原発推進団体幹部、もうひとりは苦楽を共にした友人だった。二つの死の背後には、原発利権を巡る政府やエネルギー団体のきな臭い蠢きが。そして桐山は戦慄の事実を知る―。人生の意味を奪還するための死闘。暗闇に光は差すのか。息もつかせぬ傑作冒険小説。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
gonta19
63
2012/3/2 Amazonより届く。 2014/10/25〜11/4 試合で視力を失ったボクシングの元チャンピオンが、チャリティー会場で事件に巻き込まれる。独自に事件を追い始めたチャンピオンの周囲にきな臭い雰囲気が漂い始めて、と書くと陳腐な感じだが、イヤイヤどうして超一級のハードボイルド。読むべし。2014/11/04
森オサム
39
盲目の主人公による一人称ハードボイルド、この設定に惹かれて読んで見る事にしました。自分には全く合わないと言う残念な結果。ハードボイルドの主人公は、タフでクール、頭の回転が良く皮肉屋で、会話はユーモアに富んでいる。大体そんなイメージがあるので、主人公に感情移入出来ないこの作品は楽しめ無かったです。672ページか、、、。辛かった。2016/07/18
toshi
14
つまらないわけじゃないけど、面白くなかった。 まず主人公がバカすぎる。まともに他人と話することもできないただの我が儘。作者の考えるハードボイルドと言うのはこういうことなのかもしれないけど、社会人としてまともとは思えない主人公はどうなのか。。 また場面展開するところでは、いきなり始まってしばらく読み進めないと状況が理解できないような構成で読みにくいことこのうえない。 折角全体のストーリが良くできているのにもったいない。(→続く)2017/08/24
takahiko
8
友人の死んだ原因を探るべく、盲目の元ボクシングチャンピオンが桐山が動き出した。様々な局面を乗り越えながら、自分自身を見つめ直して殻を破り、ようやく全てを受け入れようとする桐山の心境の成長を描いた物語。盲目の主人公という難しい条件。丁寧な描写で読みやすく、ぐいぐい引き込まれました。2012/04/26
Ayumu Honma
4
確かに面白い設定でした。何か入り組み過ぎていてあまり入り込めませんでいた。2012/09/06
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- 週刊パーゴルフ 2016/5/31号