中公新書ラクレ<br> 「モノ言う株主」の株式市場原論

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中公新書ラクレ
「モノ言う株主」の株式市場原論

  • 著者名:丸木強【著】
  • 価格 ¥924(本体¥840)
  • 中央公論新社(2024/05発売)
  • 夏休みの締めくくり!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~8/24)
  • ポイント 240pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784121508164

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内容説明

新NISAで投資への関心が高まったこともあり、株価はバブル期の最高値を超えた。だが「失われた30年」で開いた海外との差はまだまだ大きい。逆にいえば、やり方しだいで成長に転じる潜在力が日本企業にはあるとも言えよう。それでは、どこをどう変えればいいのか? まずは「ふつうの資本主義」を取り戻すことから始めなければならない。しかるに、日本企業は内部留保を抱え、研究開発や新規事業への投資に消極的であり、親方日の丸からの天下りなどガバナンスにも問題が大きい。著者は、そんな諸課題を抱える企業を相手に「社長はおやめになったほうがいい」と直言してきた国内アクティビスト(モノ言う株主)の代表格・株式市場と企業経営の本質を喝破するとともに、ピカピカの会社ではなく、あえて改善点が多い会社に投資してきた自らの哲学を明かす。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

takehiro

12
アクティビストに対して漠然と良くない印象を持っていたけど、企業価値を向上させるという著者の主張は至極まっとうな気がしました。日本の経営者にはなかなか受け入れられないような気もしますが・・。2025/02/03

turtle

10
元村上ファンド、現ストラテジックキャピタルの丸木さんが書かれた本だけあって、アクティビストがどのような視点で上場企業を見ているか、わかりやすく説明されていました。特に「買収防衛策はバーゲンセールの証でしかない」 と言う部分はヒントになりました。現経営陣の保身でしかない防衛策を取り入れる企業は毛嫌いして、これまで投資対象から外していましたが、逆にここにチャンスがあるとは。社外取締役の役割についても参考になりました。2025/02/22

つまみ食い

6
村上ファンド創業メンバーの一人で、現在別の投資ファンドを経営する著者による、日本の株式市場や会社構造の独自性(主に悪い意味の)の指摘と株主による積極的な経営への介入の重要性を説いた一冊。興味深く読んだが、日本の株式市場や経営の独自性について経済学者などによる通史的な分析やポジティブな点についての研究も読んでみたくなった。2024/07/21

gokuri

6
現役のアクティビストが日本の上場会社の運営に対して率直な物言いで本来の「株式会社」の運営について語る。 ややもすれば、株価の向上がすべてのように読み取れる個所も多くあるものの、いわゆる安定・破たんしない日本的経営は、株価上昇、資本価値向上を目指す株式会社とは異なることを日本の経営者の多くが理解していないことだとしてきされればその通りだ。 株主総会で経営者や社外取締役に質問してみたい項目が満載で大変楽しめまる本です。2024/05/31

いいちゃん07

5
お気に入り様からのご紹介です。著者は、野村證券に入社してキャリアを積み、その後村上ファンド(M&Aコンサルティング)を立ち上げます。なんやらかんやらあり現在独立したファンドのCEOです。 薄い新書ですが、改めて自分の上場企業への印象が歪んでいることに気付きました。自分は株式投資や新NISAをやりません。しかし日経平均と為替変動は気になります。世の中の動きと日本/米国株価指数の連動性を予想するのは面白いです。 さておき、株式会社の定義や、株式上場企業のメリット/デメリットは押さえておきたいです。2025/03/01

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