内容説明
世界中で“余命の売り買い”が始まった。
余命を元手に投資をしたり、
起業をして自分の余命を買い戻す人もいる。
命を売るのではなく、担保として預けるだけ。
そんな中、カラオケ店でバイトをする若い男女二人は
10円の時給昇給に愚痴をこぼす-―。
書き下ろし小説『君の余命、買い占めました』を含む十二作品を収録。
さっと読めて心ときめかせる珠玉の短編集。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
Kurara
37
★3.5 自分の余命を売り買いできる短編小説。1編がショートで作ってあるので読みやすい。ですが、内容は結構売り買いの恐ろしさや自分の知らないところでの愛情、余命によって裏切られたりと気分がギュッとなるような作品もあって考えさせられた。 #NetGalleyJP2024/06/10
Kazuko Ohta
23
正直言うと、「サッと読めて感動できる」というキャッチコピーは大嫌いです。本でも映画でも「ほらほらココ、感動的でしょ」みたいなアプローチは冷めまくる。それでも本作を読み始めたのは、「サッと読める」ならばありがたいから。短編12話のうち、最初のほうは「やっぱりね」。だけど、2年前に弟を、2カ月半前に母を亡くした身だからか、先へ進むほど心に染みる。特に最後の2編。最期に母の目を伝って落ちた涙を思い出すし、母の死によって実家を退去に当たり、父の蔵書約5千冊を片付けたことがすでに懐かしい。感動できたことを認めます。2024/06/29
コニコ@共楽
13
”さっと読めて心ときめかせる珠玉の短編集”という書評を見て、読んでみました。表紙はポップな感じで、確かにさっと読めました。一つひとつの短編が短くてすぐに読めます。一つひとつのテーマのアイデアは面白いものもあります。表題作の余命を売り買いできるという発想は惹かれるものがありました。ただ、30ページほどの展開で予定調和になってしまっている雰囲気があり、これがこの本の読みやすさであり、魅力としたら、ちょっともの足りない気がした次第です。2024/09/17
うさうさ
11
自分の余命を売買できる世界で生きる人たち。 ほんとにこんな世界になれば怖いなぁと思いつつ、読み終わってみれば切なく、優しさに心がギュッとなるお話だった。 車椅子のお話は、人の言動の背景には様々な事情があるのだと改めて気付かせられる。 その事情は彼の言動からは想像もつかない内容だった。2024/06/02
蕭白
4
表題作が良かったです。2025/11/21




