講談社選書メチエ<br> 嘘の真理(ほんと)

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講談社選書メチエ
嘘の真理(ほんと)

  • ISBN:9784065347157

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内容説明

「なぜ嘘をついてはいけないの?」 21世紀のフランスを代表する哲学者ジャン=リュック・ナンシーが「これまでで一番難しい」テーマ、〈嘘〉について語った楽しい哲学入門!
自らの少年時代や身近な社会問題を例にあげながら、聴衆である子どもたちとともに嘘について考えます。「誰でも嘘をつくんですか?」 「良い嘘もある?」 「動物は嘘をつくことができる?」 「嘘は真実にもなりえますか?」 「他人が嘘をついているのを見抜く方法は?」……あなたならどう答えますか?
やわらかに、ときに茶目っけたっぷりに語られる「嘘の真理(ほんと)」は、「信頼」の問題へ、さらに著者が生涯をかけて考え続けた「共同体」の問題へと展開していきます。「嘘は根本的に、まさしく他人への関係なのです」。
ナンシーとその思索を明快に紹介した訳者解説とともに贈る、哲学への極上の招待!

【本書の内容】
嘘の真理(ほんと)
質問と答え
訳者による解説
訳者あとがき

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

AKI

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嘘をつくには強い精神状態が必要であるだけだなく、嘘には深刻な形が様々に存在する。嘘をついて罪悪感や責任を他の誰かに押し付けることもできる。 「哲学では答えを出すことよりも、問いを立てることの方が大事だ」2024/09/13

0
嘘と真理について明示的な答えを得られるものと期待して読んだのですが、なんだかぼやけていてはっきりしない。しかし「哲学では答えを出すことよりも、問いを立てることの方が大事だ」(巻末の”訳者による解説”より)という言葉で腑に落ちました。つまりなぜ嘘をつくのか、嘘の先になにがあるのか、そして嘘や本当をとおして他者との関係をよく考えることが大切だと説いているのですね。面白い読み物ですた。ほかのも読んでみようと思います。2024/09/03

HAL9777

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嘘それ自体に隠れている真理、信頼、信を与える(donner sa foi)こと、同時に確信への誘惑に抗い疑うこと。嘘と真理の共犯関係。嘘とは他人への関係であり、関係を断ち切ることである。 強調こそされないが、ところどころにナンシーの「有限性」や「共同体」の鍵概念が散りばめられていて面白い講演だった。2024/07/13

ぽちこう

0
7/1 いや、本当に内容が理解できない。。頭をリフレッシュしてから読むことにする。

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