内容説明
四季折々の植物が生い茂り、猫が訪れる古民家で、隆司と暮らし始めた七穂。抜群の家事能力を生かして立ち上げた家事代行サービス「KAJINANA」にも「対等で完璧な折半」を目指す共働き夫婦や幼い娘のために亡くなった妻のカレーの味を再現してほしいという夫などから、様々な依頼が舞い込む。目下の悩みは仕事に理解のない母・恵実子との関係だが、思いがけず母の過去を知り――。心を満たす料理満載の好評シリーズ第2弾!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ツン
79
おばあちゃんのお母さんに対する態度がひどすぎて、母として本当に愛しているのかどうか、気になってしゃうがなかったです。2024/05/20
真理そら
60
カバーイラストの七穂ちゃんが可愛すぎる気がしてならない。170cm弱で男顔美人、宝塚的な女の子のはずなのに…隆司君と一緒だから可愛い表情なのだと自分に言い聞かせつつ読了。七穂の家事代行業も隆司のお仕事も順調で七穂と母親の確執も和らぎというように話は完結しているが、読者としては続きも読みたい。順調すぎて人手が足りなくなった家事代行は仲間を募集するようなので次回の新キャラ登場を楽しみにしている。2024/09/20
ぶんこ
52
庭の広い我楽亭に隆司と猫のちゃみ様と暮らす七穂。ポカポカの縁側に2人揃ってご飯を食べている。横にはちゃみ様と隆司の盆栽。いいですね。家事代行の客先も色々。家事はしっかり半々に。こういった約束の共働き夫婦は多いようですが、やっぱり負担は女性の方が大きい。自分の分の家事を家事代行に頼んでツーリングに行く夫。私ならいやですが、襟さんは優しいな。妻の突然の事故死で遺された夫と娘。冷凍庫に残されていた妻の手作りカレーを参考に、娘さん用の甘いカレーが完成。最後は七穂の母との確執が少しはとれたような展開にホッとする。2024/08/23
えりこんぐ
46
シリーズ2作目。七穂が営む家事代行サービスの利用客たち。頼んだ家事だけでなく、それぞれの家庭に寄り添ってくれる。うちも利用したいー。お母さんとの仕事に対する感覚の違い、我が家にもあったなぁ。娘を思えばこそ、なのですけどね。【積読41】2024/07/08
よっち
31
四季折々の植物が生い茂り、猫が訪れる古民家で隆司と暮らしはじめた七穂。抜群の家事能力を生かして立ち上げた家事代行サービス「KAJINANA」に依頼が舞い込んでくる第2弾。七穂のもとにもたらされる対等で完璧な折半を目指す共働き夫婦、幼い娘のために亡くなった妻のカレーの味を再現してほしいという夫。最初の依頼者でもあった雑誌副編集長からの取材依頼もあったりと、彼女が始めた仕事も少しずつ軌道に乗り始めたのかなという展開で、相変わらず仕事に理解のなかった母との関係も、今回をきっかけに少しは変われそうで良かったです。2024/06/24
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