内容説明
考古学と文献史学を駆使した角田の推理が冴え渡る、41篇の人物伝。緻密な分析で、平安朝を生きた人々の数奇な生涯を鮮やかに描き出し、歴史のなかの女性の役割に光を当てた歴史的名著。不比等の娘たち、菅原道真怨霊説ほか。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
藍
3
⭐5 藤原不比等の子供から藤原淑子まで、奈良から平安時代の人に焦点をあてた論文集。 調べながらだから読了まで時間はかかったけど、膨大な資料に裏打ちされた価値のある本だと思う。 斎宮恬子内親王と在原業平の話は詳細に書かれていて、実際のスキャンダルを見てるようでとても面白かった。 この時の子供が後の敦康親王の時の行成の口実にまで繋がるんだなと思う。 昭和の論文集が文庫本になって今でも真新しいような感覚で読めるのがすごい。 角田文衛は面白い。 この本のおかげで他の本も揃えたくなった。2025/10/10
わたてつ
3
いわゆる奈良〜平安時代の人物についての論文集。来年の大河ドラマの予習におすすめされていたので手に取ったが、初学者には馴染みのない人物が大半だった。2023/10/14
鈴木貴博
3
平安期を中心に様々な人物を主題とした論文集。大変な博識に裏打ちされた大胆な推理が心地よい。在原業平と斎宮のスキャンダルの解釈、藤原忠平の人物像、菅原道真の神格化過程、源光事件などに関するものが特に印象に残る。2022/05/24
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