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内容説明
喪失が新たな希望を紡ぐ。音楽×青春物語
もっと、もっと弾きたい。
この気持ちを手放したくない。
大切な“音”と再び巡り会えた――
左手の奏者として。
「天才少年」だった奏は、
ジストニアという難治性の病により
15歳でピアノと別離する。
そして彼の中には
消えない悲しみだけが残った。
――7年後。
有名なピアニストに成長した
かつての友との再会から
奏は手放した“大切な音”と
もう一度出会う……。
「見つけるんだろ?
新しい音を――」
音楽を愛する彼らの青春物語。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
たまきら
30
遠目で見た時塀内 夏子さんと勘違いして手に取りました。いやでもお話にあっという間に引き込まれて…。局所性ジストニア(脳の運動指令異常で、指など体の一部が正常に機能しなくなる)を患い、心折れた天才ピアニストの物語です。以前ドキュメンタリーで左手のみで弾くピアニストを観たことがありましたが、ご本人の苦しみはいかばかりか…!最低賃金の仕事で手を苛め抜いて働く主人公が、それでも周囲の人たちに支えられて自分と向き合っていく姿がいとおしいです。…肉親が出てこないところが怖い。2026/05/01
s_s
6
自分の音楽を奏でるという、大切なことから逃げ出したまま空虚な生活を送る青年が、再びピアノに触れて情熱を取り戻していく物語。内向的で不器用な主人公を見ていると、いかにも現代的で等身大の男性という感があるが、そのぶん親しみが湧いて感情移入しやすいとも言える。ネオピアニストとして活躍する友人を目の当たりにして、気ばかりが急いてしまう主人公の姿には危うさすら感じるが、他人との関わりを極力絶っていた頃よりも目に光が宿っている印象がある。希望を見据えて着実に、違えることなく道を歩んでほしい。。2024/07/09
てつ
5
心ひかれる、はいりこむ、美しく寂しい、音を聞く、音をかなでる。再出発、自分に向き合う。弱さを認める、前を見る。ちょっといいかも2025/05/20
もだんたいむす
5
男と男の関係性に激しく萌えた。この感情を向け合う感じマジで好き。2024/09/08
乗合自転車
2
ジストニアを発症してピアノを諦めた奏。精神的に打ちひしがれていた奏がピアノへの情熱を取り戻す物語。これはもっと広まってほしい作品。2024/05/14
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