内容説明
元殺し屋で傭兵の鈴木隆、42歳。ガンによりその生涯を閉じるも、暗殺者としての力量を見込まれ、異世界の女神から「勇者32名の暗殺」を依頼される。日本からクラス召喚された高校生の彼らは、異世界転移の際に得たチート能力を使い世界を混乱に陥れていた。
渋々依頼を引き受けた鈴木は、新たな肉体と魔法の素養を得て、レイとして異世界に転生。前世で暗殺者として培った現代戦技と古流武術「新宮流」、新たに得た強力な魔法を駆使し、相棒のエルフ・リディーナとともに暴走する勇者達を暗殺していく。しかし、同時に女神の思惑や召喚に関する陰謀にも巻き込まれてしまう。
剣聖、大賢者、死霊術師など多様なチート能力をもつ勇者達を相手に、レイは無事依頼を達成できるのか!?
剣と魔法と銃の爽快ファンタジー開幕!!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
こも 旧柏バカ一代
30
異世界の女神が、自身の世界で好き勝手やってる日本人達を殺してくれと、末期癌になって余命宣告された殺し屋が異世界へ転生する。ただ、女神は大雑把で魔法などの力は与えたが、使い方を教えずに彼を異世界に放り込んでしまった。まぁ、勇者達にはちょうど良いハンデかな?と思ってたら、最後の方で剣聖に腕を飛ばされただと!?2024/09/01
霧月
6
読了!病気で死んだ暗殺者が異世界で、異世界召喚された勇者である現代の高校生の暗殺を女神から依頼される話。ちょっとだけ要素がハズレ枠と被ってたりでなんとなく興味をひかれたので購入。期待に漏れず面白くて一気に読み終わりました!いい所で終わったので続きが気になる!2024/04/30
尚侍
5
ものすごく面白かった。これは主人公側の描写もさることながら、悪役側の描写が実によく、いい具合にクズっぷりを描き出しているので成敗した後のカタルシスが半端じゃないですね。男性向けの作品でここまで読んでスカッとするのは久しぶりなので続きが楽しみなのですが、この手の作品の宿命として能力値がインフレを起こしてしまうことがあるので、このあたりのバランスをどうとっていくかが今後の課題になるでしょうね。初巻の段階ではまだそこまででもありませんが、既に怪しげな気配も出始めているのでそこが気になるところです。2024/05/01
なぎ
3
ガンにより42歳の生涯を閉じた殺し屋・鈴木隆は女神からの依頼で異世界で勇者として招かれた高校生が好き放題暴動を起こしているので暗殺してほしいと言われて···。主人公・レイは元殺し屋なだけあってバタバタと人が死んでいきます。勇者達が下衆なので死んでも抵抗ない、そもそもこんなクズな高校生を勇者として召喚したのが致命的。始終殺伐とした世界観でリディーナが清涼剤でした。着実に強くなっていくレイ達ですが、ギルド側に存在を認識されてしまったので、今後の暗殺にどう影響していくのか。スカッとしたざまぁ展開が見所でした。2024/05/12
ききぞう
2
世界観がリアルよりで異世界や魔法の考察も丁寧に描かれていて面白かったです。 ラストバトルはイマイチかな。2024/10/02