内容説明
会議やビジネスで積み重ねられるムダなやり取り。長いだけの空疎な議論、決めたはずが簡単に撤回、動き出しても停滞……多くの企業が抱えるそうしたモヤモヤは、理由も解明されないままに放置されてきた。だが、それでは組織は生き残れない。生産性向上への一丁目一番地、それこそ超大手から中小まで約百社にコンサルをしてきた著者が説く「眼前可視化」。仕事と会社を大きく変える、シンプルにして超実践ノウハウ。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
よっち
25
大手から中小まで約百社にコンサルをしてきた著者が説く眼前可視化。仕事と会社を大きく変える、シンプルにして超実践ノウハウを紹介する1冊。会議やビジネスで積み重ねられるムダなやり取り。長いだけの空疎な議論、決めたはずが簡単に撤回、動き出しても停滞といった状況はなぜ起きるのか。自身の経験から他責になりがちな意識を変えて、相手と認識を共有して曖昧さをなくしていく重要性を前提として、周囲の仕事の解像度をいかに上げていくか、評価すべきポイントを明確にする。やるべきことがどこまでしっかりやれているか考えさせられました。2024/06/06
まゆまゆ
9
仕事上最も生産性が低い「ムダな会議」を無くすためには、その場で出た発言を即座に書き出し、発言者を含めて共有しながら議論していく会議とする必要がある。そのための眼前可視化のテクニックを紹介していく内容。リアルタイム文字起こしはブラインドタッチと単語登録の組合せ。最近だとAIによる文字起こしなんかもあるけど正確さに欠けるみたいだし、この方法で共有するやり方で一度試してみたいかな。2024/08/19
connect
3
仕事で活用する。メモや議事録を取りながら会議を進めることで、会議参加者と共通認識を作る。メモや議事録があることで、ゴールや何を議論する時なのかを共有できる。 議論が記録に残らなければやっていなかったと同じ、伝えたいことが伝わっていなかったら伝えていないと同じ、というワードが心に残った。今後はメモを取りながら会議を進めるようにしたい。本に載っていたテクニックを活用する。2024/10/27
naohumi
3
ホワイトボード等会議で使用しつつ、その可視化をベースに議論するよう意識している。結局人の会話など齟齬だらけ。ズレをなくすため、定義を合わせる。事実と考察の切り分け。なぜ?なぜ?を繰り返す。解像度の高いゴール設定。当たり前に大事な事ではあるが、なかなか意識できていない。これらのトレーニングを繰り返す、その必要性と有用性を考えた。2024/06/21
大川 耕平
3
とても多くのビジネスパーソンの問題意識をくすぐるタイトルではないだろうか!?著者は起業家を沢山輩出している元リク(元リクルート社員の略)。本によるとダメダメ社員からスタートして同僚より時間がかかりながらも成果を出し、認められてきたプロセスで自ら気づき磨いたノウハウが可視化だ。多くの会社の課題である無駄を可視化メソッドで解決してきている現在の実績も読めば自然に頷ける。即活用できる「眼前可視化」は「あ、、そうだよね!」言われれば気づくけどやっていないちょっとした行動だったりする。明日を変える策満載の書です。2024/06/11