内容説明
「私は限定された物事にしか興味が持てないけれど、だからこそ生まれた私らしさがある」。ストローでの飲み方が人と違っていたり、落ち込むことがあると無心で料理をしたり──。毎日を過ごす中で自分を見つめ直すエッセイ集。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
starbro
164
松井 玲奈、3作目です。本書は、著者の日常を綴ったエッセイ集でした。著者は、神経質で面倒くさい女だと思いますが、ツンデレで可愛いので、合コンでも東京ディズニーランドで誘われたなら、ついついどこにでも付いて行ってしまいそうです(笑) https://publications.asahi.com/product/24743.html2024/10/19
nobby
80
やっぱり僕は作家 松井玲奈が好きだ!分かりやすく優しい文章で綴られる親近感や説得力のある内容に、いつの間にやら共感してニンマリ。そんな幸せな時間を楽しめるのが素敵♬「どうにかなるさ」の楽観主義と独りを存分に満喫出来る自分には、自らあるいは他人へと思い悩む様は「大変だなぁ」でしかない(笑)ただ、その解消への必死さや柔らかく訪れる好様にのめり込むのが心地よい。そこに食べ物が絡んでくるのが個人的にはツボ!いや、英国な美味は絶対に高額必至だと思う!とにかく今は無性にたっぷりバターのきつね色ホットケーキが食べたい!2024/10/16
tenori
47
2021年の「ひみつのたべもの」以来となる待望のエッセイ集は小説トリッパーへの連載プラス書き下ろしで表現者・松井玲奈の内面が伝わってくる内容です。一人で過ごす時間が好き。食べるのが遅く興味がないことには無関心。時に激しく落ち込み、プリッツを愛する彼女は自分の好きなことにはひたすら真っ直ぐ。そういう人が演じ、書くことを生業としているのだから、多重人格的な落差が出てくるのも必然で、作家としての彼女を推している私としては「カモフラージュ」や「累々」のような妖しげな作風の小説が待ち遠しくて仕方がないのです。2024/05/16
せつお
17
玲奈ちゃんのエッセイ集 相変わらず文章がうまく、すらすらと読了。 特に「ギフト」は共感できる部分が多々あり、涙が出ました (わたしも可愛がってくれた祖母が認知症~死去に至る経過が似ているため) 身近な人の死についていろんな感覚を人間は持っているということがあるとわたしも思う。2024/06/05
えつ
14
図書館本。アイドル松井玲奈は好きではなかったが、作家松井玲奈はわりと好き。まだ1作しか読んでないけど。エッセイもとても魅力的だった。まぁ、そんなに共感できる部分はなかったんだけど、他人だもの、当たり前だよね!のスタンス。松井玲奈の日常を覗き見できただけで価値あり。『累々』未読だから近いうちに読みたいなー。2024/07/25
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