内容説明
●小説新人賞に応募したい。●面白い論文を書きたい。●ブログをブラッシュアップしたい。――「情報の羅列」を「読ませる文章」に磨くテクニック。これぞ福田流文章術の「極意」!
<本書の主な内容>
1.読む力――書くために読む!
『電車男』
『ニート』絲山秋子
『神の子どもたちはみな踊る』村上春樹
『くっすん大黒』町田康
『蹴りたい背中』綿矢りさ
『火車』宮部みゆき
『蛇を踏む』川上弘美
『父の詫び状』向田邦子
『フィジーの小人』村上龍
『枯木灘』中上健次
『金閣寺』三島由紀夫
2.書く力
垂れ流しの文章はなぜダメなのか
「プロの文章」を目指す
文章上達に必要な3つの要素
「書く力」実践編
3.調べる力
「美智子妃のルーツ」現地取材&福田流資料収集法を公開!
【資料編】
パソコンソフト、事典、辞書、インターネットサイト
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
くろまによん
8
この著者の本は三冊目か。言っていることが一々的確で面白い。この本によって、初めて小説の読み方がわかった気がする。読んでみたい本もたくさん出てきた。2014/05/07
yoshi41101
2
「文章上達に必要な三つの要素:①上手な文章のイメージを明確にする。②構成力、企画力。豊かな語彙と言い回しの工夫。」好きな作家の文章を分析して、何がどう上手いと感じるのか考えて見るのは面白そう。おませな淀川さんの映画評の妙に笑ってしまった。2013/06/22
halow
1
意図的に難易度を落としているのだろうが、各作品の分析が浅く、文章論としても整理されていない印象を持った。 この頃の福田和也は、適当に書き散らしただけのような本が多い。どんな気分で『奇妙な廃墟』に7年かけたことを書いたんだろう。2024/05/21
concoction
1
タイトルと帯がハウツー本めいてはいるものの、福田和也の本だけあって、実践は簡単ではない。わかった!までは心地よく辿り着ける。深く納得するし、感嘆する。面白い。文章は美しい。けれど実践は、つまり生をかけたのスタイルの問題で、遥か彼方の形もないものへの敏感な感性と、足を踏み外す不安感を快感を変えてしてしまう度胸の問題なんだと思ってしまう。もう少しちゃんと読もう。タイトルの鉤括弧の意味も、わかっているようでわからないから。2021/06/13
neugierde
0
書き方より読み方がよくわかる本。2015/03/19
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