角川文庫<br> 烏衣の華

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角川文庫
烏衣の華

  • 著者名:白川紺子【著者】
  • 価格 ¥726(本体¥660)
  • KADOKAWA(2024/04発売)
  • 盛夏を彩る!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~7/28)
  • ポイント 180pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784041146170

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内容説明

霄(しょう)の京師(みやこ)には、稀代の巫術師(ふじゅつし)がいる。
そう噂される董月季(とうげっき)は、
幽鬼を祓い王朝を守護する巫術師の名門・董家の娘だ。
しかし彼女の顧客は市井の人々。
ある日、名家・鼓方(こほう)家からの依頼を受け、
彼女は楊柳島(ようりゅうとう)へ行くことに。
お目付役として、幼馴染みで許婚の封霊耀(ほうれいよう)を伴い、
鼓方家に現れる女の幽鬼の調査を始める。
しかしその矢先、依頼人が死亡する事件が起きて……。
秘密を抱えた美貌の巫術師×堅物若君の中華退魔ファンタジー!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

mariya926

98
白川さんは好きな作家さんですが、図書館ではラノベ扱いで手に入らないのですが、今回は読めたので嬉しいです。いつの間にか沢山の本を出しておられたのですね。シリーズ物が多い中でこの本はシリーズではなかったので手に取りやすかったです。その分物語は複雑ではなかったですが、楽しめました。ミステリーとまではいなかいけど、島で亡くなった人に指を指された人が亡くなる事件を解決していきます。主人公は綺麗だけど傷を抱えていて、それを支える霊耀は、武道に優れているけど恋心が分からないっていう設定も良い味を出していました。2024/07/15

あっか

54
後宮の烏&海神の娘シリーズと同じ世界線の新シリーズがカドブンでスタート!(講談社の海神〜がチラシ&帯に大々的に宣伝されていて、何で!?とびっくり)巫術士の才能溢れる主人公・月季と許婚・霊耀が、依頼された霊障の謎を解いてゆく、白川紺子さんの黄金パターン♡1話短編ではなく1冊通して1つの事件が描かれます。すれ違う2人の思い、そしてまだ謎が隠されていそうな月季の過去…と、次巻が楽しみになる伏線もたくさんあり今後の続刊に超期待!にしても花菱夫妻、海神、京都くれない壮に続き4作も同時続刊なんて凄すぎる…!全部好き♡2024/05/16

はなりん

41
後宮の烏と同じ世界の少し後、そして海神の娘ともリンクした新しいシリーズ。能力のある巫術師月季と許嫁霊耀が依頼を受けある島へ。その島で次々起こる幽鬼絡みの事象と依頼人の一族の秘密と呪いを解決するため奔走する月季と霊耀。事件を通して2人の関係性や2人の秘密や複雑な想いが伝わってきて、楽しめた。許嫁としてまだまだ恋愛未満な感じだけど、育っていきそうな予感があってワクワクする。仲間に加わった渓もどんな感じになっていくのか楽しみ。2024/07/07

よっち

41
霄の京師で稀代の巫術師と噂される風変わりな名門董家の娘・月季と、その幼馴染みで許婚の封霊耀が謎を解いてゆく中華退魔ファンタジー。ある日、名家・鼓方家からの依頼を受けて鼓方家に現れる女の幽鬼の調査をすることになり、護衛役に指名された霊耀とともに楊柳島へ行くことになった月季。今回は鼓方一族の幽鬼に指を指されたものが死亡してゆく死の連鎖の呪いに挑む展開になっていて、巫術師として稀有な才能を持つ月季と、力を持たざるがゆえに複雑な想いを抱える霊耀のもどかしい許嫁関係を絡めながら描かれるストーリーは面白かったですね。2024/04/29

えみちゃん

32
以前ハマっていた「後宮の烏」の世界観で繰り広げられる退魔ファンタジーなんて言われると見逃すことなんてできません。笑っ。過去?未来?っと思って読み始めたところ寿雪の時代よりも少々後の時代でした。時折関係者のその後の消息などが語られファンにはうれしいサプライズ♬さてっ、稀代の巫術師・菫月季(とうげつき)は女の幽鬼に取り憑かれている男の依頼を受けて楊柳島に渡ることになります。その護衛兼お目付け役として幼馴染で許嫁の封霊耀(ほうれいよう)が同行することになるのですが巫術の才にはお世辞にも恵まれているとは言えず2024/05/08

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