内容説明
塗料は多機能材料として多くの分野で使用されている。その機能の高度化に加え、多様化が進み、塗料の知識が必要とされる機会が多くなっている。本書では、塗料を作る立場から、樹脂、顔料、溶剤、添加剤など各種塗料材料の機能や種類、特徴、それらの選択や組み合わせ方について、わかりやすく解説する。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
鉄骨構造
4
塗装が大好きなんだろうな~というのが伝わってくる一冊だった。塗装ってなんとなくファジーなイメージがあるけど、科学的な記述も多かった。その分、僕は化学の勉強が足りんので理解できん部分も多かったけど。職人要素もあり、エンジニア要素もあり~かっこええ~という印象。2022/05/28
littleduck
0
塗料の入門書。図表が充実し、平易な解説で分かりやすい。樹脂、顔料、溶剤、添加剤から、製造方法、評価法などを簡単にしょうかいしており、今まで、あやふやに理解していたところを、すっきりと理解することができた。2020/08/24
りうかん
0
図書館本。タイトルが誤解を招くかもしれない1冊(ただしページをめくればすぐ気づく)塗料開発のための入門書で、全く一般的な内容ではなかったです。かなり読者が限られるであろう内容であり、専門書に近いものかもしれません。そう考えるとこの価格での販売は安価?というか採算割れないのかなとも。科学、化学を勉強しなければと思った一冊。塗料って奥が深いのですね。樹脂の種類、特性から始まり、塗装方法、化学式解説による反応の解説、危険物なので関連法案など多岐にわたっての解説本。2018/11/03