久伊豆神社小教院叢書
井上毅と宗教―明治国家形成と世俗主義

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  • サイズ A5判/ページ数 332,/高さ 22cm
  • 商品コード 9784335160455
  • NDC分類 165.9
  • Cコード C3014

内容説明

明治国家はいかに宗教をデザインしたか。明治日本の神道・宗教政策における井上毅の考え方を仔細に検証し、井上が「伝統」を尊重しつつ、そこに「世俗主義」を融合させた近代国家の建設を構想したことを明示する。

目次

序章 井上毅研究史と本書の課題
第1章 井上毅の『仏訳四書』序文和訳―西洋における中国思想研究史料の紹介・分析
第2章 井上毅における国家と宗教―大日本帝国憲法の発布まで
第3章 明治皇室典範の即位礼・大嘗祭規定成立をめぐる諸相―岩倉具視・井上毅・柳原前光の関係を中心に
第4章 明治二十三年神祇院設置問題と井上毅
第5章 井上毅の「国際法ト耶蘇教トノ関係」―非西洋・非キリスト教国日本の「文明国」化への模索
第6章 文相期井上毅の宗教教育政策と教育勅語
第7章 明治日本における「文明」と宗教―井上毅の思想を中心に
第8章 伝統と西洋との精神的相克―井上毅にとっての儒教とキリスト教
終章 井上毅の世俗主義と国家神道―神道の宗教・非宗教をめぐって

著者等紹介

齊藤智朗[サイトウトモオ]
昭和47(1972)年、東京都出身。國學院大學大学院文学研究科神道学専攻博士課程後期修了。博士(宗教学)。専攻は、宗教学、近代神道史、近代日本宗教史。現在、國學院大學日本文化研究所助手(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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