内容説明
二十年掛けて築き上げてきたことが、ここで一つの形となった。――著者
20周年を飾る、記念碑的作品、誕生。
千葉県野田市の江戸川沿いで、七歳の女児の遺体が発見された。そのニュースを知った東日新聞埼玉支局の古山は、埼玉でも四年前に八歳の女児の行方不明事件があったことを思い出す。調べてみると、その現場は今回の事件と江戸川を挟んですぐ近くだった……。三十年以上隠されてきた連続幼女誘拐殺人。縄張りに拘る無駄な県警のプライド。利権を死守したい政権による圧力。すべてを乗り越え、真相を追え! 記者の魂を描いた傑作ミステリー。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ジュンコ
4
続きが気になる…!下巻へ。2024/04/20
minu tanu
4
30年前から続く幼児誘拐事件に警察が隠し事、それは?ベテランと若手のテンポ良いマスコミ小説前編。2024/04/20
ドットジェピー
4
面白かったです2024/04/18
らんちあ
2
ひたすら面白かった2024/04/24
seven
2
東日新聞埼玉支局の記者・古山が気がついた30年以上前からの女児連続誘拐殺人。同じく事件現場が近いのではと思っていた千葉県柏市局の松島。二人がタッグを組んで調べ始めたこの事件には、巨大な力が働く警察を巻き込んだ闇があった。胃がんを患い、定年間近の松島の体が心配です。下巻に続く。2024/04/15