歴史文化ライブラリー 552<br> 古代の人・ひと・ヒト - 名前と身体から歴史を探る

個数:1
紙書籍版価格
¥1,870
  • 電子書籍

歴史文化ライブラリー 552
古代の人・ひと・ヒト - 名前と身体から歴史を探る

  • 著者名:三宅和朗
  • 価格 ¥1,870(本体¥1,700)
  • 吉川弘文館(2024/04発売)
  • ポイント 17pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784642059527

ファイル: /

内容説明

古代社会に生きた有名無名の多くの人々。名前も身長も顔もさまざまで、障害者や病者もいた。古代国家が作成した戸籍・計帳から離れ、『日本霊異記』などを手がかりに、実際の人名を探る。また、仏教の因果応報と結びつけられた障害や病気、現代と異なる身長への意味付け、顔・表情への関心など、個性ある一人一人と向き合う、環境への心性史。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ミネ吉

5
古代に暮らす、貴族ではない普通の人々を探る歴史読み物。戸籍・計帳、日本霊異記などの史料をもとに、「人名」「病気・障害」「身長」「顔」の4つの観点から解明を試みる。漢文の書き下し文の引用が多いため読むのに骨が折れたが、知らない漢字を調べながら意味を類推するのも結構楽しかった(現代語訳も併記されているのでそこだけ拾えば意味はわかるが、あえてそういう読み方をしてみた)。古代の人も戸籍以外の通称としてあだ名があったとか、障害の等級に応じた税の軽減措置があったとか、興味深い話が色々あった。2023/09/18

takao

3
ふむ2024/04/22

金監禾重

3
納得できないところが多い…2022/10/26

Teo

2
日本の古代の人の身体的特徴や名前の付け方について読もうと買った。身長の項目で不思議事象に巻き込まれた人間が内容から身長が伸び縮みするとあるが、それは当時の解釈で現代ならさしずめ幻覚下での認知の問題と思われるだろう。夢の中で空間規模がおかしく感じられるのと同じ様に。それから古代の政府による障害者の扱いも興味深い。確かに健常者とは同じ税は課せられない。それは免除措置とも言えるが、無理なものは無理なのだから。 2023/08/08

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/19734457
  • ご注意事項

最近チェックした商品