講談社選書メチエ<br> 構造の奥 レヴィ=ストロース論

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講談社選書メチエ
構造の奥 レヴィ=ストロース論

  • 著者名:中沢新一【著,写真】
  • 価格 ¥1,925(本体¥1,750)
  • 講談社(2024/04発売)
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  • ポイント 850pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784065352489

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内容説明

「構造主義」は終わらない。「構造」が秘めた本当の「力」を解き明かし、その潜勢力を新展開させる決定版!
仏教と構造主義そして真のマルクス主義に通底する「二元論の超克」は、革命的な人文「科学」を生み出す思考となりうるはずだ。新しい「構造主義」の可能性を著者は丁寧に取り出す。
もう一つの人類学の可能性は、夭折した弟子のリュシアン・セバーグの中にもあった。師レヴィ=ストロースと若き研究者は、南米インディオの神話の構造分析に取り組んだ。マルクス主義をベースにした「構造主義」が創始された時に起こった師弟関係の美しくも悲しい物語。記号学的な枠組みを超えて、人間科学の「プロレタリア」としての人類学の使命を読み解いていく。
さて、「構造」をレヴィ=ストロースはこのように認識している。
「双分制の明白な諸形態を、その真の本性は、別のはるかに複雑な構造が表面的にゆがんであらわれたものとして扱ったほうがよいのではないかということであった」
人類の思考は実は複雑なものなのだ。二元論と三元論が、動的に組み合わされて、さまざまな神話や事象が生み出される過程を解読することで見えてくる人類学とは、いかなるものなのか?
「構造」の「奥(heart)」へと至る道を示す「人類学」の道標である。

【目次】
プロローグ 革命的科学

第一章 構造主義の仏教的起源
 レヴィ=ストロースと仏教/仏教の中の構造主義/構造主義の中の仏教

第二章 リュシアン・セバーク小伝
 高等研究院での出会い/新しい神話研究/変換の論理/神話の公式/『神話論理』の朝/プエブロ神話学へ/アチェ族の夢分析/『マルクス主義と構造主義』/悲劇的な死

第三章 構造の奥
  双分制/レヴィ=ストロースの弁証法/互酬性の謎/重力論と贈与論/フランス啓蒙主義/人間科学のアインシュタイン/対称性のほうへ

第四章 仮面の道の彼方へ

 地震多発地帯/ブリティッシュ・コロンビアのレヴィ=ストロース/カミナリ鳥・クジ・ナマズラ/スワイフエ仮面/ゾノクワ鬼女

 剣とナマズ/ゾノクワと山姥/山の神の影/ポトラッチと市/仮面の道は続く

エピローグ

注および引用・参考文献

目次

【目次】
プロローグ 革命的科学
第一章 構造主義の仏教的起源
レヴィ=ストロースと仏教/仏教の中の構造主義/構造主義の中の仏教
第二章 リュシアン・セバーク小伝
高等研究院での出会い/新しい神話研究/変換の論理/神話の公式/『神話論理』の朝/プエブロ神話学へ/アチェ族の夢分析/『マルクス主義と構造主義』/悲劇的な死
第三章 構造の奥
双分制/レヴィ=ストロースの弁証法/互酬性の謎/重力論と贈与論/フランス啓蒙主義/人間科学のアインシュタイン/対称性のほうへ
第四章 仮面の道の彼方へ
1 地震多発地帯/ブリティッシュ・コロンビアのレヴィ=ストロース/カミナリ鳥・クジ・ナマズラ/スワイフエ仮面/ゾノクワ鬼女
2 剣とナマズ/ゾノクワと山姥/山の神の影/ポトラッチと市/仮面の道は続く
エピローグ
注および引用・参考文献

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

佐藤一臣

6
この本は何を言わんとしているのかよくわからない。図形だと一見してわかる「対称性」が言語や神話の中に存在しており、それは変換を重ねているため、一見しただけではわからないそうだ。その「対称性」を理解するには、数学の群論が必要らしい。ストロースの弟子であったセバークの自死は残念だ。彼が生きていれば構造主義はもっと深まったかも?自死の理由は何だろう?失恋なのか?構想の奥には「互酬性」があるそうだ。我々は「意味するもの」は自分たちで作れるが、「意味されるもの」は見えないそうだ。三元論的構造とは何だろう?2024/07/13

takao

2
ふむ2024/06/14

y

1
構造主義が日本で流行っていた頃、背伸びして中沢さんの本を必死で読んでいたので、レヴィ・ストロースを読む余裕はありませんでした。 本書を読んで、俄然興味が湧いてきたので、読んでみたいなと思いました。 金太郎と河童の関連は驚きました。2024/06/23

Shinjuro Ogino

1
レヴィ₌ストロース論として4章で構成される。私が辛うじて少し理解できた2つを紹介する。「構造主義の仏教的起源」は、彼の構造主義は、西欧思想の基本である2元主義ではなく非2元主義に基づいており、それは仏教の非2元主義と通底している。「仮面の道の彼方へ」は、北米太平洋岸北西部(アラスカ、カナダ)の各部族間に伝わる神話、風習(地震の原因はカミナリ鳥と巨大クジラの争い)がベーリング海を通じて日本の神話、風習に繫がっているとする(山の神である巨大な龍蛇と鯰)。子供をさらうゾノクワ仮面と日本の山姥などの類似もある。2024/06/07

chiro

1
レヴィ・ストロースの唱える構造主義については詳しくないのでこの著作で著者が語っている事をまさに文字通り追いかけるしかないのだが、著者らしい人間の精神と自然を統合するという試みがどういう形でレヴィ・ストロースの思想の中にあるのかの一端を知る事ができた。まずは野生の思考を手にしてみようと思った。2024/05/18

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