講談社選書メチエ<br> 構造の奥 レヴィ=ストロース論

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講談社選書メチエ
構造の奥 レヴィ=ストロース論

  • 著者名:中沢新一【著,写真】
  • 価格 ¥1,925(本体¥1,750)
  • 特価 ¥962(本体¥875)
  • 講談社(2024/04発売)
  • 処暑の候!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント25倍キャンペーン(~8/23)
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  • ISBN:9784065352489

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内容説明

「構造主義」は終わらない。「構造」が秘めた本当の「力」を解き明かし、その潜勢力を新展開させる決定版!
仏教と構造主義そして真のマルクス主義に通底する「二元論の超克」は、革命的な人文「科学」を生み出す思考となりうるはずだ。新しい「構造主義」の可能性を著者は丁寧に取り出す。
もう一つの人類学の可能性は、夭折した弟子のリュシアン・セバーグの中にもあった。師レヴィ=ストロースと若き研究者は、南米インディオの神話の構造分析に取り組んだ。マルクス主義をベースにした「構造主義」が創始された時に起こった師弟関係の美しくも悲しい物語。記号学的な枠組みを超えて、人間科学の「プロレタリア」としての人類学の使命を読み解いていく。
さて、「構造」をレヴィ=ストロースはこのように認識している。
「双分制の明白な諸形態を、その真の本性は、別のはるかに複雑な構造が表面的にゆがんであらわれたものとして扱ったほうがよいのではないかということであった」
人類の思考は実は複雑なものなのだ。二元論と三元論が、動的に組み合わされて、さまざまな神話や事象が生み出される過程を解読することで見えてくる人類学とは、いかなるものなのか?
「構造」の「奥(heart)」へと至る道を示す「人類学」の道標である。

【目次】
プロローグ 革命的科学

第一章 構造主義の仏教的起源
 レヴィ=ストロースと仏教/仏教の中の構造主義/構造主義の中の仏教

第二章 リュシアン・セバーク小伝
 高等研究院での出会い/新しい神話研究/変換の論理/神話の公式/『神話論理』の朝/プエブロ神話学へ/アチェ族の夢分析/『マルクス主義と構造主義』/悲劇的な死

第三章 構造の奥
  双分制/レヴィ=ストロースの弁証法/互酬性の謎/重力論と贈与論/フランス啓蒙主義/人間科学のアインシュタイン/対称性のほうへ

第四章 仮面の道の彼方へ

 地震多発地帯/ブリティッシュ・コロンビアのレヴィ=ストロース/カミナリ鳥・クジ・ナマズラ/スワイフエ仮面/ゾノクワ鬼女

 剣とナマズ/ゾノクワと山姥/山の神の影/ポトラッチと市/仮面の道は続く

エピローグ

注および引用・参考文献

目次

【目次】
プロローグ 革命的科学
第一章 構造主義の仏教的起源
レヴィ=ストロースと仏教/仏教の中の構造主義/構造主義の中の仏教
第二章 リュシアン・セバーク小伝
高等研究院での出会い/新しい神話研究/変換の論理/神話の公式/『神話論理』の朝/プエブロ神話学へ/アチェ族の夢分析/『マルクス主義と構造主義』/悲劇的な死
第三章 構造の奥
双分制/レヴィ=ストロースの弁証法/互酬性の謎/重力論と贈与論/フランス啓蒙主義/人間科学のアインシュタイン/対称性のほうへ
第四章 仮面の道の彼方へ
1 地震多発地帯/ブリティッシュ・コロンビアのレヴィ=ストロース/カミナリ鳥・クジ・ナマズラ/スワイフエ仮面/ゾノクワ鬼女
2 剣とナマズ/ゾノクワと山姥/山の神の影/ポトラッチと市/仮面の道は続く
エピローグ
注および引用・参考文献

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

またの名

6
後にジジェクがトイレ三角形論に継承する元ネタ「料理の三角形」論を載せた雑誌L’ARCの表紙でレヴィがチベット仏教の絵を背景にしてた話から、構造主義=仏教の等式を作る力技が凄い。ニワトリが相手を突き自分の優位を示す突き合い序列グラフは一周する瞬間に上下が逆転し、神話的構造の例として出されながらもホスト-水商売-パパ活三角貿易の影が幻視できてしまう。マルクス主義かつラカン派精神分析学者とかいうどこかで聞いたような属性持ちでレヴィに師事したセバークは、人類学的調査に赴いた間ミレールにラカンの娘をNTRれて死ぬ。2026/08/21

佐藤一臣

6
この本は何を言わんとしているのかよくわからない。図形だと一見してわかる「対称性」が言語や神話の中に存在しており、それは変換を重ねているため、一見しただけではわからないそうだ。その「対称性」を理解するには、数学の群論が必要らしい。ストロースの弟子であったセバークの自死は残念だ。彼が生きていれば構造主義はもっと深まったかも?自死の理由は何だろう?失恋なのか?構想の奥には「互酬性」があるそうだ。我々は「意味するもの」は自分たちで作れるが、「意味されるもの」は見えないそうだ。三元論的構造とは何だろう?2024/07/13

kumoi

4
人間界には様々なフレームワークが存在する。それはPDCAであったり、現実/理想であったりするわけだが、フレームワークの中のフレームワーク、つまり最も根源的なフレームワークは二元論ではないだろうか。 文化人類学の論考は、「2」という数字が男/女の弁証法的対立と融和から生まれたのではないかという仮説を私にもたらした。そして二元論の根源をセクシャリティに見るこの仮説は私にとって自ずから真であり、今後この仮説は私によって容易に証明されうるということを私は強く確信しているのである。2025/10/09

μέλισσα

2
やっぱり構造主義、人類学はやっとかないといけないなー2026/08/13

ダージリン

2
中沢新一らしい本という印象。レヴィ=ストロースと仏教との関係はそれほど意識したことがなかったので、その点は実に面白かった。神話は魅力に溢れており、それを生み出した人類の古来からの心性に、自らの心の奥深くで何ともなしに共鳴を感じる時、魂の息吹が連綿とつたわっていることに喜びを感じる。2026/04/02

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