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内容説明
もうすぐたんじょう日のるりは、自分の名前と同じ色のワンピースを探しにお母さんとデパートへ。
講談社児童文学新人賞入賞作「あおいの世界」でデビューした花里真希と「はりねずみのルーチカ」の北見葉胡の描く魔法のデパートの世界。
認知症になってしまったおばあちゃんと約束したワンピースを探しにデパートへ行き、そこでお母さんとはぐれた主人公の「るり」をきつねの紳士がいろんなフロアにエスコートする、デパート版「不思議の国のアリス」のような楽しい作品です。
エレベーターには、だれものっていません。
(のっちゃおうかな、でもな、どうしようかな。)
るりがもじもじしていたら、エレベーターのとびらが、とじたり、ひらいたりしました。
まるで「早くのって」と言っているようです。
デパートは、何階建てなのかわからないくらい、大きな建物でした。
「ほんとに大きいね。」
「まいごにならないように、しっかり手をつないでいようね。」
お母さんは、るりの手をぎゅっとにぎりました。
象でも通れそうな大きな入り口の横に、案内板がありました。ーー本文より。
もくじ
うさぎの人形のワンピース
デパートへ
きつねのしんし
くつの山
おしゃれな白ねこ
るり色の布
きつねのしんし、ふたたび
お母さんといっしょに
目次
うさぎの人形のワンピース
デパートへ
きつねのしんし
くつの山
おしゃれな白ねこ
るり色の布
きつねのしんし、ふたたび
お母さんといっしょに
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
芦屋和音
2
瑠璃色のワンピースを作ってくれる約束だった祖母が認知症になり、るりは母と一緒にデパートへ買いに出かけたが……。エレベーターに乗って降りたら不思議な世界🌸ミシンを操る女の子と出会い、狐の紳士の導きで元の世界に戻るとそこには👗✨ちょっと切なく優しい気持ちになれるお話。スピンの色も素敵。オシャレネコチャンカワイイ〜🐾2024/04/28
すじこ
1
もうちょっと、作る過程とかあるといいなと思ったけど、深入りしないのも良いかな。2024/07/10
ベルツリー
0
お仕事で読んだ本。 おしゃれな装丁と粋な色のスピン。 心があたたまる優しいお話。2024/07/19
よっちん
0
図書館2024/06/30
gero
0
とくべつな服;魔法のデパート;ガーリッシュ;認知症 不思議なエレベーター、キツネの紳士、おしゃれな子ネコ、靴の山。これを読むまで思いもしませんでしたが、確かに子供のころのデパートというのはこんなところだった気がします。デパートには何でもあるのでおばあちゃんが作ってくれるはずだった瑠璃色のサテンのワンピースもあって当たり前でしょう。それを得るためにちょっとした魔法が必要だったというだけのことです。なのでこれはファンタジーではないのかもそれません。2024/06/16