内容説明
帝国の冒険者として大成したアハバインは、帝国最強のパーティーの前衛として前途洋々だったが、ある日突然、めでたくも理不尽な理由でパーティーが解散した。突然ソロ冒険となったアハバインは、美しい奴隷（メイド）を雇い、一人での生活を始める。一人になってもその能力を遺憾なく発揮するアハバイン。瞬く間に周囲の信頼を勝ち得、敵対した強力な力を持つ魔女もいつの間にか仲間になり、新たな旅路に踏み出すのだった――。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
しぇん
23
Kindle Unlimitedで。三人パーティーだけど仲間二人が結婚で引退したところから始まる話。円満な解散なので仲が良いままなのはよかったですね。戦闘は割と装備が重要なタイプで、主人公が冷静に装備を整えてるのが印象的でした。しかし、どう育てばこんな風になったのか気になりました2025/11/20
まっさん
20
★★★ 帝国の冒険者として大成したアハバイン。皇女からの覚えもめでたく、彼が歩む冒険者の道には最早なんの障害もないと思われた矢先、残りのパーティーメンバーが冒険者を引退するという報告を受ける。あっという間に一人になった彼は、美しい奴隷をメイドにし、一人になってからも並外れた力で周囲の信頼を勝ち取っていく。そして敵対した強敵すらもいつの間にか仲間にしていて… 面白かったです。 タイトルに惹かれて購入した作品。てっきり表紙の面々が解散前の最強パーティーで、主人公がパーティー解散後もなんやかんやと彼女たち→2025/04/28
こも 旧柏バカ一代
18
剣士、魔法使い、ヒーラーの3人パーティが突然の解散。原因は魔法使いとヒーラーの結婚。妊娠を機に引退して店を開くらしい。そして1人残った剣士はパーティが所有していた家から出て屋敷を購入し、1人では管理出来ないので高度な教育を受けた奴隷を2人購入して屋敷を管理させる。そうして様々な依頼を受けていたら、悪魔召喚に巻き込まれてしまい、魔界と現世が繋がる前に何とか悪魔を拘束したのだが、剣士は悪魔に懐かれて扶養する事となる。今後、どうなるの？全く想像出来ない。2024/12/31
菊地
5
実力があって、世渡りが上手く、上昇志向が強く、露悪的じゃないにしても博愛主義じゃない、という主人公のキャラクター性が今のライトノベルの中では目を引くもののになっている。 「頂点に立った時」、積極的にその場所に居続けようとするか、その達成感を持ったまま退くか、となった時にどうするかという話はアスリートでもたまに見掛ける事例だよなぁ。2024/04/05
橙
3
kindle unlimited。「仲間からの追放系」ならぬ「仲間が卒業系」の作品。他作品であれば、天使編・悪魔編の様に数冊に別れる様な展開を一冊に収め、その構成に違和感がない。もちろん、最初は「青い日って何？」みたいな疑問は生じるが、読み進めれば理解できる。そして、高級奴隷たちがこの作品をさらに魅力的にしてくれる。主人公含めて、登場人物たちの個性が薄味な気もするが、それは彼・彼女たちに対して過剰な演出（ラノベ感）を排除し、自然な会話に仕上げているからであり、全体的に心地よく読める一冊。続編も読む。2025/12/22
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