河出文庫<br> 宇治拾遺物語

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河出文庫
宇治拾遺物語

  • 著者名:町田康【訳】
  • 価格 ¥880(本体¥800)
  • 河出書房新社(2024/06発売)
  • ポイント 8pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784309420998

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内容説明

<こぶとりじいさん>こと「奇怪な鬼に瘤を除去される」、<舌切り雀>こと「雀が恩義を感じる」など、現在に通じる心の動きと響きを見事に捉えた、おかしくも切ない名訳33篇を収録。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

旅するランナー

186
いっやー、どうも、こりゃおもろい。下ネタ、うんこ、お偉いさんのしくじり話、シュール、ドタバタなど、笑いの玉手箱や~。そりゃー、瘤を除去されるじいさんとか、恩義をメッチャ感じる雀とか、皆さんご存じのエエ話もありますけど、ほとんどアホ丸出しのショートコントばっかり。町田康はんのゴッキゲンな現代語訳で魅力全開になってます。グングンに期待して、お買い求め下さいとうもきち。2024/10/18

H!deking

68
くふふ、おもろ。これは電車とかで読んだらあかんやつですね。町田康が宇治拾遺物語を現代語訳したらこうなりました。めっちゃわらける。2024/05/07

ネギっ子gen

61
【むかし、って何だろう?】池澤版「日本文学全集」の文庫化。「鼻がムチャクチャ長いお坊さん」など、心の動きと響きを見事に捉えた、可笑しくも切なく“昔の人の笑い声が耳元に聞こえてくるような”名訳33篇を収録。「文庫版あとがき」末尾で、<今のことも昔のことも皆目わからない。そんな気持ちで翻訳したのにもかかわらず文庫に収めていただけたことは本当に嬉しくありがたく、感謝の気持ちでいっぱいである。ありがとうございます。すんません。こんな訳で>と。最後の“訳”は、“やく”と“わけ”を掛けてるんでしょうなぁ~、お見事!⇒2024/11/01

ペグ

61
いつもの町田節に乗っかって。下品で遠慮など全く無くて反省の色皆無。教訓も無し。おもしろ😃呵呵大笑👍2024/05/03

はっせー

59
宇治拾遺物語。高校生のときの古典の教科書に載っていた。初めて触れた古典作品ということもあって印象に残っている。そんな宇治拾遺物語を現代語訳。そして訳者が町田康ということもあって読んでみた。パンクさと原文の良さがうまく混ざっておりとても面白かった!瘤とりじいさんの話が特に良かった!なんだろう。バイブスが上がる感じの雰囲気が醸し出されており読んでいているこちらもバイブスが上がった!2024/06/13

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