内容説明
外交官の使命をおびて旅したフローベルガー。
メディチ家からフランス王家に嫁ぎ、芸術外交を展開した王妃たち。
ドイツの小国ハノーファーを国際舞台に引き上げたステッファニ。
英国の新王朝樹立をめざして暗躍したヘンデル。
海上覇権をあらそう英西間で争奪戦となったカストラート歌手ファリネッリ。
3つの継承戦争に巻き込まれたバッハ──
旅する音楽家たちが動かした世界史の真実とは!
大人気ベストセラー『クラシックでわかる世界史』の
著者が放つ近世ヨーロッパ音楽歴史絵巻!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ヨハネス
4
その音楽しか知らなかった作曲家の人となりを知るのはワイドショーのように面白い。フローベルガーが二度も海賊の追いはぎに遭い着のみ着のままどころか漁師の服を与えられロンドンに着いた、とか(有名な話だそうだ)。その時代王族の結婚は政略結婚だから外国から妃を迎えるんだね。メディチは王族でなく富豪なのに、王家とはいえフランスに嫁ぐのは都落ちだったとか。ファリネッリを題材にしたあの有名な映画を観ていないので、ここで読めてよかった。彼をめぐりヨーロッパが回っていたとか。2024/03/27
NyanNyanShinji
0
世界を股にかけて活躍するバロック時代の音楽家は時に外交家として活躍した。またヘンデルやバッハの音楽を支援したサンドイッチ伯爵やモーツァルト、ハイドン、ベートーヴェン達を支援したスヴィーデン男爵といった音楽家にゆかりのある外交官達の活躍を通じて、複雑な外交を解く鍵としての音楽という新しい視点で書かれた本著。ただ私自身世界史に通じていないので少々理解が進まずもどかしかった。顔を洗って出直そう。2025/08/01
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