内容説明
和製RPG「ネオンライト」の設定外の強キャラに転生したルクス。ゲームに影響を及ぼさないよう行動するもすべてが裏目になる始末。すでに死ぬはずだった重要キャラが生き残っていたことに気付かず――?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
よっち
31
ルクスがトラブルに巻き込まれた際、偶然知り合って助けた少女セブン。レジスタンスのリーダーでもある彼女が、無自覚なまま少しずつ彼に惹かれ始める第2弾。シナリオに少なからず影響を及ぼしながら、相変わらずブラック企業で無能扱いされ、ラスボスだったはずのリヴィア&タナトスと一緒に過ごすルクスの微笑ましい日々。そこにルクスとの平和な時間を新鮮に感じるセブンを絡めていく展開で、いろいろと問題を引き寄せるタナトスの天然っぷりには苦笑いでしたけど、ルクスを巡ってニアミスしつつある彼女たちの関係が今後の鍵を握りそうですね。2024/03/29
真白優樹
12
何故かタナトスのテンションが高くなったりドタバタになる中、レジスタンスのリーダー、セブンがルクスに惹かれ始める今巻。―――ほのぼのを守りたい、その裏に巡る崩壊の音? 悪竜討伐作戦の失敗がレジスタンス内の亀裂と物語の停滞を招いていく中、それを知らずルクスがのんびりとした日々を過ごす巻であり、平穏な日々を願う彼がその天然さで気付かぬうちに更に物語を崩壊させていく、より世界が深まっていく巻である。世界の物語は止まり始め、黒幕はまだ動かない。その手が本格的に動いた時、物語はどうなるのか。 次巻も勿論楽しみである。2024/04/07