内容説明
和製RPG『ネオンライト』に転生したものの、ゲームに登場しないくせに冗談みたいなスペックの最強キャラに転生した主人公。物語の流れに干渉しないよう大人しく生きるが、素知らぬところで世界は捻じ曲がる――。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
よっち
30
人生を費やして、何度も周回するほど愛したゲーム『ネオンライト』にチートキャラとして転生したルクスが、無自覚無双する異世界ファンタジー。悪の組織「十三階段」や抵抗するレジスタンスとは無関係の、魔法剣の力を得たチートキャラ・ルクスに転生した主人公。偶然ボスキャラ・リヴィアの妹タナトスを拾い、戦う目的を失ったリヴィアまで居着いてしまう展開で、混乱する両陣営をよそに彼女たちとほどほどに生きようとする彼の存在と、物語のバランスを注視する観測者という構図の中で、彼女たちを守るために戦うルクスがなかなか良かったですね。2024/02/02
まっさん
21
☆ 悪の組織とレジスタンスが対抗するRPG・ネオンライトに転生したルクスは、ゲームバランスが崩壊しかねない程の力を有する非ネームドキャラだった。原作への愛ゆえにストーリーを崩壊させてしまうような行動は取らないと決心するルクス。しかし、早速退場するはずだった悪龍を救ったり、主人公を差し置いてラスボスから注目されてしまって… う〜ん…正直これは酷評気味な感想になってしまいますが、タイトル以上に惹かれるものが何もありませんでした。確かにタイトルと作品の内容は一致しています。ただ、本当に一致しているだけで中→2024/04/03
わたー
19
★★☆☆☆Not for me.イマイチ何を書きたかったのかよくわからなかった作品だったなと。好きだったゲームの世界に転生した主人公。しかし、彼はゲームでも語られていなかったモブの社畜になっていた。そんな彼が、ゲームのフレーバーテキストでのみ登場していた少女を助けてしまったことから、ゲーム本編のストーリーにも影響しだして…と、最大限、著者の意図を汲み取って粗筋を書いてみたが、本編では終始、主人公の行動原理がよくわからなかったかなと。主人公の置かれている状況、なんで副業にまで手を出しているのか、2024/02/03
真白優樹
11
人生を費やしたゲームの世界に、物語に関わらぬチートキャラとして転生した男が、一面のボスキャラの妹を助け始まる物語。―――無関係、だから望みは平穏に。 ボスキャラ姉妹が家に居ついてしまい、振り回されつつ何だかんだと仲良くやっていく中で、その平穏を守るための方向が未知数な影響を生んでいく物語であり、平穏だけを望んで時に戦うくたびれた活躍が面白い物語である。ラスボスにまで注目され、物語は知らぬ間にかき乱され。それでも平穏だけを望んで進むその先、どんな未知が待っているのだろうか。 次巻も勿論楽しみである。2024/02/02
なぎ
6
大好きな和製RPG「ネオンライト」の世界にモブキャラとして転生したルクス、静かに暮らしていたが色々な騒動に巻きこまれていき···。くたびれたサラリーマンが無双する展開はギャップがあって爽快でした。色々なものが斬れる能力がシンプルかつ最強で呪文も厨二病をくすぐるようなカッコよさがありますね。ゲームの主人公が所属するレジスタンス、悪の組「十三階段」、ラスボス・グリムサイドなど複数の組織の思惑にどう決着がつくのかも今後の見所。個人的には苦労性のセブンを応援したいところ。まだ序章なので今後の展開に期待。 2024/02/04