集英社文芸単行本 キャント・バイ・ミー・ラブ 東京バンドワゴン

著者名：小路幸也【著】

集英社（2024/04発売）

• ISBN：9784087754681

内容説明

愛を歌って生きていく。
新たな門出や、新たな生命(いのち)。堀田家のラブ＆ピースはまだまだ続く！
いつにも増して「ＬＯＶＥ」にあふれた大人気シリーズ第19弾！

人気アイドルグループ〈カラーナンバー７〉の新曲を研人が手がけることに。なぜか堀田家にメンバーが来て作業を進めるという流れで……。堀田家全体が浮足立つなか〈東亰バンドワゴン〉の隣地への〈クリエイターズ・ビレッジ〉の準備は進んでいく。そして、夏に迫る堀田家の新たな生命(いのち)の誕生や結婚式！
今年も堀田家は賑やかで温かで、「ＬＯＶＥ」に包まれている。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

[starbro]

♡東京バンドワゴンシリーズ完読プロジェクト！ https://bookmeter.com/users/512174/bookcases/11307678?sort=book_count&order=desc 今回は、本編、第十九弾です。本巻はLoveに溢れています。このレビューは、当然 Can't Buy Me Loveを聴きながら書きました♪ https://www.youtube.com/watch?v=srwxJUXPHvE https://lp.shueisha.co.jp/bandwagon/

2024/05/22

[hirokun]

星3　東京バンドワゴンシリーズ１９作目とのこと。私はこのシリーズ２作目であるためか、思い入れがあまり強くないためか、誠に多くの人が登場し、それを追いかける事で精一杯。文末にもあるが、まさに昭和、平成時代のテレビの家族ドラマを見ているかの様な感覚。大家族を中心に様々な事態が発生するが、何となく落ち着くべきところに落ち着く安心感が何物にも代えがたい。

2024/06/04

[はにこ]

今年もこのシリーズに出会えて良かった。今回はあのカップルの結婚式。堀田家は新しいビジネスもあってどんどん巨大化。メイン家族は忘れないけど、その周りの人々の記憶が曖昧に。さすがこれだけ続くと登場人物も莫大だなぁ。小説の世界だから良いんだけど、実際こんな才女やアーティストばかりが集う家、すごすぎるね。

2024/08/12

[Karl Heintz Schneider]

今回は研人が大活躍します。前作で結婚を発表したせいかどことなくオトナびてきました。降りかかってきた企みを回避するばかりか八方丸く収めてしまいます。「そうそう、しかし研人はますます親父に似てきたんじゃないかな。案外、収めるところに収めるのに長けてるってのは古本屋のDNAなのかな？」父親である紺がしみじみと言ったこの言葉に読んでいるこちらも、思わずうんうんと頷きます。そして研人に続き花陽からも嬉しい報告が。小学生の頃から知っている一読者としては二人の成長が嬉しくもあり寂しくもあり最早気分は親戚のおじさん目線。

2024/07/05

[ゆみねこ]

堀田家の大きなテーブルを囲む賑やかな朝食風景。東京バンドワゴンの隣地のクリエーターハウス「ステージバス」のオープンへの準備も順調。そんな中で研人や芽莉依に仕掛けられた悪意も、みんなの協力でキレイにクリア！鈴花ちゃん・かんなちゃんの成長に目を細め、池沢さんと我南人のなれそめも明かされる。表紙の素敵なイラストは幸せいっぱいの結婚式。LOVEに溢れた1冊、勘一じいちゃんの健康長寿を願いながら楽しく読了。

2024/06/24