内容説明
コミュニケーションが苦手なのに営業職についてしまった相田航。上手くいかない日々の唯一の楽しみは様々なゲームで遊ぶことだった。他プレイヤーとは交流などはせず一人で攻略情報や考察を読んでは世界観に浸ることが癒しとなっていた。しかし、職場の昼休憩で現在熱中しているゲームの攻略サイトを見ていたのを先輩・鹿島黎人にバレてしまった。咎められると思いきや、何故か黎人にゲーム『ELDEN RING』の攻略方法を教えることに!? この出会いが航の仕事と人生を変えていく――。ゲーム×お仕事エンタテイメントノベル!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
alleine05
8
『ELDEN RING』を取り扱ったゲーム×お仕事小説なんだけど、ゲーム要素とお仕事要素、どっちつかずで中途半端な気が。ゲーム小説というにはそこまで深く掘り下げていないし、お仕事要素もちょっとトラブルが発生したかと思ったらすぐに上手いことなんとかなってしらける。しかもなまじお仕事要素とゲームでの出来事をからめているから、なおさら噓臭さが強く感じられた。微妙にネタバレにふれているように感じられる部分があったのも残念。マルチで他の人と一緒にプレイするのが楽しそうに感じられたのはちょっと良かった。2024/04/04
とってぃー
5
自信のない営業職の主人公が、会社の先輩後輩とELDEN RINGをする中で、仕事にも自分なりの考え方で向き合い成長する物語。口下手な主人公が顧客に誠実に向き合い、お客様が喜ぶ価値を生み出す姿がカッコよかったです!お仕事物が読みたくて手を出したので、ゲームの方は全く知りませんが、奥深さが詰まっていてそれを主人公が先輩後輩に指南していく様子でこちらも楽しむことができました!マルチをする上でのコミュニケーションが、仕事に活きたり、相談を気軽にできるようになったりと成長をする姿がよかったです。2024/04/06
菊地
1
仕事へのモチベーションが低い落ちこぼれ社員だった主人公が、同僚とのマルチプレイを切っ掛けに人生が変わっていく話。 エルデンリング未プレイだけど、「死にゲー」で「プレイングに幅があるゲーム」であることが分かってれば本編を読む分には問題ない感じ。ゲームを通した他者とのコミュニケーションによって「今までと違う視点」を手に入れて「ゲームで工夫してきた」経験などを仕事での武器にしていく流れ。 エルデンリングファンが読んだらどう思うかは分からないけど、未プレイ勢としてはお仕事小説として綺麗にまとまっていたと思います。2024/03/31
ユーリル
1
エルデリング遊んだことなかったけど雰囲気で何となく難しそうなのが解った。 ちょっとリアルが上手く行きすぎな気もしないでもないが一緒に同じゲームをしてくれる友人は貴重だなと思う。2024/04/14
t_hirosaki(t_hirosaki)
1
ふう、いい話だった エルデンリングを遊んでいればもっと楽しめたかもな でも読んでなくても面白かった 本作を流し読むだけでもエルデンリングという作品の奥深い設定の片鱗が垣間見え、こりゃあ確かに面白そうだな、となる やっぱパネエなマーティン 最近「登場人物は強い悪意や挫折に襲われることがないのだろうなと予想され、事実その通りであり、それでいて展開にご都合主義感や偽善の臭みを含まない作品」ってあるよなあと思っていて、本作はまさしくそれにあたる というわけでいい話でした2024/04/03