武士道 - 新渡戸稲造のことば

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武士道 - 新渡戸稲造のことば

  • 著者名:新渡戸稲造/岬龍一郎
  • 価格 ¥1,500(本体¥1,364)
  • PHP研究所(2024/03発売)
  • GWに本を読もう!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~5/6)
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  • ISBN:9784569856803

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内容説明

この大切な道を忘れてはいないか――。本書は、世界的名著『武士道』の一番売れている現代訳シリーズ(50万部超)を、さらに読みやすく大きな文字にして55の言葉を抜き出したスペシャルエディション版です。日本人の倫理観や道徳観が問われるニュースや報道が多い昨今。いまこそ振り返りたい古典の名著が手に取るようにわかる1冊! 主な言葉の一部はこちら。 ●武士道の光は、その母体である封建制度よりも長く生き延びて、この国の人の倫(みち)のありようを照らしつづけている。 ●仏教が武士道にあたえられなかったものは、神道がそれを十分に補った。それによってサムライの傲慢な性質に忍耐心や謙譲心が植えつけられたのである。 ●武士道は知識を重んじるものではない。重んずるものは行動である。したがって知識はそれ自体が目的とはならず、あくまで智恵を得るための手段でなければならなかった。 ●礼儀は、常に優美な同情となって表れる。すなわちそれは、泣いている人とともに泣き、喜ぶ人とともに喜ぶ、ということである。 「われわれは今日の会話の中で、『彼はサムライだ』という言葉を使うことがある。それは、その人が封建的だとか権威主義的だとか、あるいは時代錯誤とかいったマイナスの意味で使っているわけではない。むしろ、決断力のある果敢な性格の持ち主とか、責任感の強い正義漢とか、筋を通す信念の人とか、肯定的な評価として使っている。あるいはまた、われわれは不正を行った人や卑怯なふるまいをした人に対して、『卑怯者』とか、『恥を知れ』という言葉を吐くが、これとて、そのもとは武士道から派生したものである。賢明なる明治の先達たちは、開国によって怒濤のごとく押し寄せた文明開化の嵐の中でも、日本人としての伝統的精神を忘れないようにと、『和魂洋才』なる思想でそれに対抗した。じつは、この『和魂』こそ武士道精神であり、長い歴史の中で培ってきた日本人のバックボーンだったのである」(本書「解説」より抜粋)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

きみたけ

53
宮本武蔵の「五輪書」と並んで新渡戸稲造の「武士道」は以前から気になっていた書物、今回初めて読みました。世界的名著「武士道」の一番売れている現代訳シリーズを、さらに読みやすく大きな文字にして55の言葉を抜き出したスペシャルエディション版。翻訳は作家で評論家の岬龍一郎氏。日本人の伝統的精神を集大成するにあたり、それまで成文化されていなかった武士道精神を「日本の伝統的精神」として世界に示したのがこの本。そもそも新渡戸稲造がどんな人物かを知らず、旧五千円札の人としか認識がありませんでした。勉強になりました。2025/02/02

トト

3
昔5000円札でお馴染みだった新渡戸稲造。新札発行のタイミングで読みました。「武士道」は武士の時代が終焉を迎えた明治時代、西洋文化に抗うように、サムライの倫理観について書かれた英文の本。義勇仁礼誠を軸に、源頼朝から連なる武士の道を新渡戸目線で紐解く。幾分正当化している面はあるが、それはほかの宗教もあることで、理想のサムライ像として共感できる。拝金主義、モラル崩壊してきている現代において、綺麗事でも、カッコよく生きるべきだし、目指すべきだとは思う。法律違反じゃないからといって何をしてもいいわけでない!2024/07/05

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