内容説明
破壊されてしまった「日本人の安定した生活世界(公共圏)」は、どうすれば復活できるのか。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
新地学@児童書病発動中
94
いわゆるスピリチュアル系の枠組みを使って、日本や世界の行く末を考察した本。いろいろな種類の預言が取り上げられているが胡散臭いところはほとんどなくて、客観的な視点で現代社会の状態を真摯に考察しているところに好感が持てる。2011年に書かれたものなので、現在からみるとおかしな点もあるが現在の日本が置かれている非常に危うい状況を、予見していたのは素晴らしい。本書に書かれているように経済成長がすべてという考え方を改めない限り、人間は心の中にある空虚さに押しつぶされて、救いのない世界で苦しむことになるだろう。2014/09/10
ケイコ
5
読友さんの感想を読んで、興味が湧き図書館で。マヤカレンダーから読み解く「近未来予測」部分は当たってる!と思える部分もしばしばあり、それなりに楽しめたが、私的には中盤以降の既に起きた「過去」の分析(具体的な政治の話)の方がより興味深く読めたかも。勉強になった!2014/09/25
cari-na
2
読んでいて結構当てはまっている事が多いと思った。経済もそうだけど、地球寒冷化についてはおどろいた。恐れるのではなく受けとめ、どう対処するか。2012/03/19
T坊主
0
今日本が向かっている方向 1)地域主権の循環型経済 2)定住自立圏 3)自給自足共同体 今後の日本は一時的な成長や特定の産業分野が成長することはありえるが、基本的には経済成長はありえない。 携帯は体の一部、必須アイテムになればなるほど、共同体への志向は強まる。消費性向も共同体的なものに変化。 ユニクロ型デフレの定着。日本人の国家主義がアメリカ政府ではなく、米軍産複合体への日本の隷属の強化になる。国、社会がサバイバルする為の5原則 1.経済システムの整備 2.国家と社会の安全の確保 3.教育の整備 等々2011/08/15