内容説明
◇あらすじ◇
港町の片隅にある雨宮骨董店。
24歳のディーラー・雨宮陽人は不思議な力を持つ弟・海星と、骨董品の鑑定を引き受けている。
なにかと二人の世話を焼く刑事、本木匡士と共に両親が巻きこまれた事件を解決して間もなく、雨宮骨董店にとある変化が。人嫌いの海星が積極的に人と関わり始めたのだ。
弟の成長を喜ぶ陽人だったがひとつのチェストの存在に兄弟の心は揺れて……?
互いを想いあう心が胸を打つ、美しきアンティークミステリ!
◇登場人物◇
雨宮陽人(あまみやはると)
24歳のディーラー。お人好しで明るく誰からも好かれる。
雨宮海星(あまみやかいせい)
陽人の弟。病弱な人嫌いで、ある不思議な力を持つ。
本木匡士(ほんもくきょうじ)
25歳。刑事。陽人とは旧知の仲。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
雪紫
45
貴方達が居場所をくれたから。踊る宝石・・・ドラクエ(違う)?幕間がなんか楽しいし、密談椅子これで知って画像見たけどいいデザイン。はさておき、背伸びの困難にハラハラしながらも真相もそれ以外も前よりも不思議で優しい世界の度合いが強くなった。それとともにアンティークの変わった知識まで教えてくれるので、参考になる(こうだからいいっでものじゃないんだな)。コミカライズおめでとうございます・・・アンティークの絵、映えると思います(えと、続くよね?)。2024/03/22
あずとも
7
人嫌いの海星が積極的に人と関わり始め、そんな弟の成長を喜ぶ陽人。兄弟が互いを大事に想い合っているのが分かる優しいお話。チェストの謎が明らかに?と思ったけれどもう少し先になりそう。2024/03/28