内容説明
「立川流四天王」の一人、
改作の達人・立川談笑が書き下ろす
「落語家による落語入門」の決定版!
家元・立川談志の名著『現代落語論』の
令和版ともいうべき一冊。
これから落語に親しみたい人にも
もっと深く落語を楽しみたい人にも
落語を通して軽快にやさしく時代と人を読み解きます。
さらに、本書のためだけに
談笑師匠による高座を特別収録!
本で紹介される改作落語の演目が
二次元コードから動画で視聴できます。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
夢追人009
192
昔から上方落語をテレビなどで見て楽しみ大好きでした。東京ん落語家さんは少し固くて真面目過ぎる印象であまり馴染んでいませんでしたが本書を読んでとても勉強になりましたし談笑さんの誠実なお人柄に触れて考えを改めて今後また聴いてみたいなと思いましたね。全くの新作落語ではなく過去の名作を現代社会の価値観に照らし合わせて十分に気を遣い乍ら改変される姿勢が素晴らしいなと思いました。本音を言えばもっと庶民的な砕けた態度で演じて頂ければなとは思いますが著者の真面目さが伝わる内容で強くお勧めしますね。#NetGalleyJP2024/04/03
りらこ
23
高座を見ているうちに、いつの間にかその世界に自分も一緒に頷いたり笑ったり、悩んだり驚いたりしている気分になれるのが好きだ。正直今まで、落語家の方々が客席の反応を見ながら加減しているとは、知らなかった。そしてそれを高座に座る方が今後に活かすかどうかまでは、考えたことがなかった。「時代の変化とともにある落語」として古典をそのまま踏襲するのが良いのかどうか、そして現代に即した笑い、話題に変えられることはとても大切なんだなと知れた。2023/11/27
道楽モン
23
立川談志が『現代落語論』を世に問うたのが1965年。その弟子・立川談笑による回答が本書である。昭和世代の名人たちが守り続けた伝統という美学に強烈な呪縛から開放されたのは、おそらく古今亭志ん朝の逝去であろう。戦後の古典落語の到達点が志ん朝である。憧れであり手本を失ったその後の落語界は大きく変わった。本寸法という共同幻想を脱し、伝統を現代にを旗印に、噺の本質を守りつつ分析し、演者自身の人生観をその解釈に込めて演出することが当たり前となってきた。その極限が談笑による噺の改変であり、本書はその決意表明である。2023/10/31
やまねっと
19
思ってたほど面白くなくてガッカリした。談志が書いた現代落語論はラストの衝撃な提言と内容の面白さで売れたと思うが、これは名前の付け方が悪かったんだと思う。談志のは落語論になっているが、これは談笑論なのである。談志と同じタイトルをつけた時点で売れないし二番煎じにしかならないのだ。談笑の改作は認めるが、この本では面白さは伝わってない。落語は全部聞かないとその人の良さは伝わらないし要約を載せても良さは伝わらない。 なぜ対談を最後に載っけたのかもわからない。しかも中江有里。この本に相応しい人は別にいたのではないか?2024/05/22
hinotake0117
4
ひろのぶと @hironobutoco の本ということで手に。 落語の魅力と氏のアレンジの紹介を通じた進化の可能性を感じる。 落語にはライブ感が大事なんだとも。 やはりここは今度改めて見に行かねば。 制限ある中に無限のクリエイティビティを発揮する余地が。2023/12/02
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