カドカワBOOKS 水魔法ぐらいしか取り柄がないけど現代知識があれば充分だよね？

著者名：mono-zo【著者】/桶乃かもく【イラスト】

KADOKAWA（2024/03発売）

• ISBN：9784040753522

内容説明

スラムの路上で生きる５歳の孤児フリムはある日、日本人だった前世を思い出した。今いる世界は暴力と理不尽だらけで、味方もゼロ。あるのは「水が出せる魔法」と「現代知識」だけ。せめて屋根のあるお家ぐらいは欲しかったなぁ……。

しかし、この世界にはないアイデアで職場環境を改善したり、高圧水流や除菌・消臭効果のあるオゾンを出して貴族のお屋敷をピカピカに磨いたり、さらには不可能なはずの爆発魔法まで使えて、フリムは次第に注目される存在に――！？

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[はつばあば]

ストリートチルドレンの過酷な生活を水で流す・・・いやぁきつい内容でもありましたが、現在の本が読めなくてラノベにハマってホヨ～ンと暮らしている婆にはいい刺激でした。

2025/01/19

[蛇の婿]

貴種流離譚+異世界転生+知識チートでなおかつ割と主人公は状況に流されてるだけの話なんだけれどなんか面白かったという私にとってよくわからない話w　うーむ、こういうのあんまり好きではないはずなんだがなぁ…基本主人公は水魔法で言われた通り掃除をしているだけです。自主性とかあんまりないしむしろ親分さんのほうがきちんと考えて動いている描写がある。どこが面白かったか具体的に言語化できないけれど私にとって面白かったという変わった位置のラノベでしたはい。

2024/12/05

[儚]

異世界転生。幼女になり水魔法と現代知識でストリートチルドレンから始まる成り上がり生活。最初のスタートから酷い立ち位置だったが、現代知識というか元の精神年齢による礼儀や機転でどんどん上の立場の人たちに気に入られ、仕事を任されるように。といっても水魔法しかできないため、主な仕事は金勘定と掃除。治安悪めの国だからモブが死ぬし主人公のメンタルが削られていくし、爽快感は少ない。まだまだ苦難の道は続くのかな。可愛い幼女だからといって大目に見てもらうような世界観でもないため、可愛い要素少なめ。あと漢数字統一してくれ～！

2024/03/12

[サンゴ]

これって水魔法の範疇なのかしら？

2025/06/30

[史]

転生ファンタジー。泥にまみれたスラムの孤児がその泥を洗い流していく。貴種流離譚の一つではあるかな。コツコツと転生者である利点を活かしてしぶとく強かに生きていく。だけどもそれでも譲れない矜持や意地があって、そのために命を賭けることができる。熱いですね。かっこいいですね。まだ序章も序章であり、少女がこれからどういうに名を馳せるのか楽しみで仕方がない。今後も必見です。面白かった！

2024/05/01