内容説明
止められぬ連続殺人。絶望のなかで捜査するヨーナ。
その脳裏にユレック・ヴァルテルの囁きが響く……
サーガ宛にひとつまたひとつと届く、犯行を予告するフィギュア入りの小包。謎かけを必死に解く刑事たちを嘲笑うかのごとく、〈捕食者〉による殺人は着実に遂行されていた。サーガと共同捜査を進めるヨーナは、事件をユレック・ヴァルテルの信奉者による犯行と疑い、かつてサーガがユレックへ接近するため潜入した閉鎖病棟の関係者を追う。だが殺人鬼の魔手はヨーナの背後にも迫っていて……計画の最終目的、そして追いつめられたサーガを待ち受ける運命とは──北欧が誇るクライム・シリーズ最新作。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
しましまこ
15
こんなに殺しちゃって次どうするのー!2024/03/16
petitlyz
14
周りの人が次々殺害されるサーガ。サーガは本当にタフだけど、今作も残酷が過ぎる。1人だけ、協力してくれた人が生きててよかった。ヨーナとサーガのこのシリーズに登場する犯人ていうのは、知能も体力も一体どうなっているのかと毎回思う。そしてユレックは死んでも皆に影を落とし続ける。でも次も出たら読んじゃうと思う。2024/04/18
みかん
7
北欧ミステリ、ラーシュ・ケプレルのヨーナ・リンナシリーズ最新刊。やっぱりグロかったし北欧ミステリは、それがたまらない。2024/03/05
がんちゃん
3
超超人マーラの犯行は誰にも止められない。こんなことできるわけないじゃんと思いながらも、いつもケプレルの術中にはまってしまうのでした。ある意味心地よいような感もあり、そんな自分が怖い。エピローグでのマーラの一言から、あーまた続くんだと安心?した次第です。サーガも前の段階でもっと頑張っとけば良かったのに。2024/03/27
ウ・トポス
2
死んでもなお対峙した人の心の奥に居座り、人を操る男、ユレック…。 どうやらシリーズはまだ終わりそうにないし、サーガがどうか己の闇に囚われませんように。2024/03/23