内容説明
妹に聖女の加護を奪われた少女マリーのハートフル冒険譚、開幕!
「私そっちがいいー!」
授かるはずだった光の精霊の加護を、我儘な双子の妹リリーに奪われたマリー。
光の精霊の加護は極めて珍しく、聖女として教会で大切に保護されるはずだった。
リリーはいつもこうだ。マリーのものを欲しがり、両親もリリーばかり可愛がる。
これ以上リリーと暮らせないと判断したマリーは、家を出ることを決意する。
目指すはおじいさまのいる王都。
凄腕の冒険者たちを雇いマリーは旅に出た。
旅の中で様々な経験をし、愛され、成長していくマリー。
相変わらず我儘いっぱいに育てられるリリー。
一方、リリーが光の精霊の加護を奪った事を知った教皇は、マリーを保護するよう奮闘するが……?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
なぎ
7
授かるはずだった光の精霊の加護を我儘な双子の妹に奪われたマリーは、家族と離れる決心し、凄腕の冒険者達と共に王都にいる祖父の家を目指すことにするが···。我儘な妹・リリーも大概だけどそれ以上にマリーに責任転嫁している両親がクズですな、きっぱりと決別して新しい道を選んだマリーに拍手。それに比べてスパルタだけどマリーに対して惜しみなく愛情を与えて成長させる黒龍の皆の人格者っぷりが浮き彫りに。本当の家族のようでハートフルな雰囲気にほのぼのとしました。個人的にはハートとゴールインしてほしいなと思いました。2024/03/13
りんりん
5
★★★★★ 面白かった 続きをweb版で。飽きること無く一気読み。文句無しのエンディング。楽しかった~。2024/03/02
史
3
転生物語。旅をして、仕事をして、人と交流して、信頼されていく。起伏は薄いものの、しかしだからこその長い長い人生を淀みなく流れていくような気分に浸れます。一応流行りらしい要素もありますが、そこにどこか目も当てられない無常観、痛々しいものがある。それもまた、人生か。実に相性が良い作品。好きですねぇ。2024/04/03
蒼
1
kindle2024/03/02