素浪人刑事 東京のふたつの城

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素浪人刑事 東京のふたつの城

  • 著者名:川崎大助【著】
  • 価格 ¥2,530(本体¥2,300)
  • 早川書房(2024/02発売)
  • GW前半スタート!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~4/29)
  • ポイント 690pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784152103031

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内容説明

大政奉還がなされず、2020年代まで徳川幕府が続く日本は、征夷大将軍を元首とする立憲君主制の国家となっていた。ある日、さむらいの矜持をもつ素浪人の刑事・桑名十四郎の眼前で、旧知の情報屋ホセが射殺される。背後には、幕府存続に関わる警察上層部の謀略が。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

tetsubun1000mg

11
明治維新は成らず、徳川幕府が続いているという時代改変SF。 刑事や特殊機動隊「抜刀隊」は太刀の帯刀が許されて、抵抗するものは「斬り捨て御免」が許される時代が続いている。 物語は停職中のはぐれ刑事が、使っていたフィリピン人のタレこみ屋が射殺されたことに真相を探っていく。 警察機構の遥か上の陰謀臭くなってくるのだが、警察権力を使った市民の犠牲を問わないとんでもない攻撃に遇う。「ロッキング・オン」のライターでパンクロックが得意分野らしく、展開は破壊的で暴力満載のバイオレンス小説。不器用な刑事がいい味だしている。2024/04/25

イツキ

9
大政奉還が行われず徳川幕府が続いたままの2020年代日本が舞台の刑事モノ。帯刀が義務付けられている警察、氏族が力を持ち身分制度が維持されたまま、主な外貨獲得手段が侍という武力の提供などなど幕府が残ったままだった場合の日本と外国の関係性などの設定が細かく作られていて面白いです。警察という組織に馴染めずはぐれた状態で事件を追う主人公というある種王道のストーリーも特殊な組織体質などが絡んで読み応えがありました。2024/03/20

テロメア

5
歴史改変SFだが、時代劇していて素晴らしい。ぜひ、この世界観でシリーズ化してほしい。もっと、この世界を読みたい。2024/04/18

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