内容説明
引き抜き、陰謀、脅迫、薬物疑惑……業界の表と裏を描き尽くす実録風プロレス小説第2弾!! 凄絶な興行戦争勃発!!―【double cross(ダブル クロス)】1:裏切り。2:負けると約束しておいて勝つこと。日本最大のプロレス団体AWAと新興格闘技団体Xワールド。格闘技界制覇を目指すXワールドは、さまざまな権謀術数を弄して、AWAに熾烈な興行戦争を仕掛ける。一方のAWAは、柔道金メダリストの井上大樹(ひろき)を新エースに立てて老舗の意地を見せるが、じわじわと追いつめられていく――。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ジュンジュン
4
総合格闘技の攻勢の前に、プロレスが窮地に追い込まれる展開に、ミステリー要素も若干加わり最終巻への期待が高まる。2018/04/09
kenkou51
1
全3巻の2巻目。小説の内容とは関係ないが、団体のエースのキャッチフレーズが「東京デンジャラスボーイ」ってどうなのかと思う。「デンジャラスボーイ」って!!この表現が出てくる度に個人的にツボに入って笑わずにはいられなかった。2巻目に入って、小林の婚約者丸山京子が注射器を見つける場面などストーリー展開が強引になっている感じがします。 2015/10/05
Tomomi Yazaki
0
A級 プロレス興行団体の裏の争いを、本当にあった事のように、見事に描いている著者だから書ける小説。出てくる一人一人が、実際の人物に重なるところが見え隠れしている。想像と現実が分からなくなる、プロレス離脱ファン必見の書。